暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
番外 A’s編
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るのは危険な気もするけど、遠くから確認するくらいなら大丈夫だよね?

結果。

アオさん達の家があった所には別の家族が住んでいました。

って事は自力帰還って事になるよね。

「わたしが転移した時間、場所を特定するのにどのくらい掛かると思う?」

転生を繰り返すと、こう言った事にもちゃんと対処の方法を見つけちゃうわけで。

帰還の方法を確立しているから今のわたしはそれほど悲壮感は無いのでした。

『お答えしかねます』

「だよねー。って事は、それまでどうやって過ごすかが問題になってくるね。わたし、流石に日本円は持ってないよ」

『私の格納領域に幾つかの宝石が収納されています』

「だけど、ここあたりだと身分証明が出来ないと売り払うことが難しいよ」

身分証明無しで買い取ってくれるブラックなところを探さないとかなぁ…

今のわたしが高町の家に助けを求めるのもねぇ…

ううぅ…やりたくないけど、最終的には窃盗かなぁ…

「とりあえず、そろそろほとぼりも冷めただろうし、これ以上時間を掛けるとブイを流せなくなっちゃうかもしれないから、急いで最初の所にもどろうか」

『了解しました』

どんな転移であれ、空間や時間をつなげるのだからその隔てるものの間をどれだけ狭めようが、そこには当然道が出来る。

その痕跡を見つけ、魔力で出来たブイを流せば、流れをさかのぼり、元の場所を特定できる。

特定できれば後は力技で何とかなる。

伊達に長生きしてないよっ!

ただ、ブイが流れてたどり着くまでに少々時間が掛かるけれど。

その間、なんとか生活しないとね。



深夜になり、人影もなくなった頃、わたしは自分が出現した場所へと戻ってきていた。

「よし、準備は完了。レイジングハート、後よろしくー」

『了解しました』

まず、見つけ出したわたしが通ってきたであろう空間に亀裂を入れて探査用のブイを空間内に流しいれる。

その後、亀裂を修復し、ブイが流れ着くのを待つ。

さて、やる事は終わったし、この後どうするかなと思案していると、突然辺りの色が反転する。

『封時型の結界です』

「うん」

誰かな?こんな事をしたのは。

すると、空中から1人の男の子が飛行魔法をつかって降りてきた。

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。先ほど、この場でリンカーコアを略奪すると言う事件が起きた。そんな場で魔法を行使していたあなたに事情をお聞きしたいのだが」

はぁー。

管理局員もバカじゃないんだから、現場は張るよね。

これ以上時間を掛けると帰還のための痕跡が探し出せない可能性があったから仕方なかったけれど、やっぱり見つかっちゃったか。

「えっ
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