外伝1 君が主で居候が俺で
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後
俺の名前は○○。
平成の世に生きていた元大学生なのだけど、インフルエンザで死亡。
そんな元普通大学生の俺だったのだが、緋村 剣心という青年に憑依してしまった。
憑依した後、彼の記憶と自分の記憶がごちゃ混ぜになった俺は現状を知る事になるのだが……。
なんと俺、もしくは剣心が居る時代は何と幕末の京都!!
しかも最悪な事に、俺が憑依した青年。緋村 剣心は維新志士のメンバーで
『人斬り抜刀斎』『緋村 抜刀斎』と呼ばれる凄い剣客のようだ。
あれ?これって死ぬんじゃね?嫌な予感しかしないよ!?な予感も大当たり、
新撰組に狙われるし、へんなおっさんを守らなきゃいけないわで最悪だった。
唯一の救いはこの剣心ボディに彼の剣術に関する記憶と経験に、もうすぐで明治になること。
彼の経験や並外れた反射神経、運動能力が何度も命の危険を回避してくれた。
本当に感謝しています。マジで。
あと、憑依する前の俺。つまり剣心が使っていた『飛天御剣流』という
古流剣術なのだが
修行風景が怖かったです。
筋肉ムキムキのイケメンにボコボコにされています。
よく頑張ったね、剣心。
まあ、何だかんだで、数年間。
勇ましく幕末を駆け抜けた俺は(かなりビビッてました)
明治維新を成し遂げたのです!(弱そうな奴しか相手してないうえ、逃げて…)
成し遂げたのです!!
そして時代は明治へと移り変わり、俺は就職探しの旅に出た。
旅に出てから10年。流れに流れ、東京に辿り着いた俺は
とある事件の後、神谷 薫という美少女の自宅にころがりこむ事になった。
そのあとからも、怖い事や事件に巻き込まれまくるのだが、それはまた別の話。
それよりも今は……。
「ここは何所でござろう」
俺が元居た時代の何所かにいる。
もしかして帰ってきたのか?
疑問を感じながら辺りの町並みを観察する。
「まさか……日本でござるか?」
昔見慣れた交通標識に『本日19時に久遠寺 万象(くおんじ ばんしょう)久しぶりの日本
公演!』と書かれた看板。
間違いない。日本だ!
帰ってきたんだ!!
懐かしさと感動でガッツポーズをとる俺だったのだが……。
30分後
お、お金が使えない……。
喜びと感動を味わって道路の上で立ち尽くすこと30分。
俺は重要な事に気が付いた。
そう、この時代のお金が無いのだ。
つまり俺は……
ホームレスなってしまったようだ。
まあ、元から宿無しだったけど食い物が買えないのは非常に危険だ。
どうにかしないと……。
とりあえず、野宿できる所を探してからだな。
さすがに道端で寝ていたら不味いと思った俺は、野宿できそうな場所を
探しに歩き出した。
[8]前話 前書き [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ