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学園黙示録 Highschool Of The Dead 〜壊れた世界と紅の狼〜
運命の大きさ
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う意味よ!?」
「それを考えることがお前達の課題だよ。とまぁ、俺の話しはこれで終わりだ。上着も乾いたかな? 取りに行くか」


俺は何も言わずに部屋から出ていった。
〜真紅狼side out〜


〜孝side〜
俺達は、真紅狼が出ていき、高城の母親も用があると言って出ていって俺達だけになったあと、高城が我先にと口を開いた。


「………宮本」
「なによ?」
「アンタ、蒼騎と私達が話している間、ずっと黙っていたけどもしかして蒼騎の正体知っていたの?」
「ええ。孝達と別れた後すぐにちょっとした出来事が起きてね。その時に教えてもらったわ」
「知っているなら、僕達に教えてくれたっていいじゃないか!」
「あんな状況の中で教えていたら、孝はまともに動けたと思う? 事実に驚いて無理でしょ? 今もこうして動けないでいるのが証拠。……それに真紅狼が『時期』を見て話すと言っていたし、それを邪魔するのもどうかと思わない?」


そう反論されてしまうと、高城は反撃に出ることは適わなかった。


「………で、どうするの? 蒼騎が人外だってのは分かったわ、その上で私達はこの先もずっと仲間で居るべきだと思う?」


高城が真紅狼の事を“人外”と言った時、麗は少しだけ高城の事を睨んでいた。


「………どういうことだ?」
「いい? 私達は、今や“家族の安否を確認する為に生き残ったチーム”という勢力じゃなくて、さらに大きな勢力に居るのよ? 小室や平野も体験したかもしれないけど、大人たちは私達を『子供』と見ている! 一人例外は居るけどね。そして私達は今やより大きな結束が固い集団の中にいるわ!」


そこで、繋いで毒島先輩が言葉を紡ぐ。


「つまり、私達の選択肢は二つか。呑み込まれか………」
「そう、別れるか! その二つのみ! このテラスから、周りを見渡してみなさい! それで分からなければ、私の名前を呼ばないでちょうだい!」


高城はテラスに出た、釣られて僕と平野、毒島先輩、静香先生も外に出る。
平野から双眼鏡を渡されて、周りを見るが、被害は酷くなる一方だった。
そして高城は、自分の家の状況を見て叫んだ。


「………私のパパとママは凄いわ。妙なことが起こったらすぐさま対応して、屋敷と家族を守った! でも、それが出来るなら………! 娘の………私の心配ぐらい出来た筈でしょう!!」
「こんな状況下の中でも、これほど出来たんだ。御両親を悪く言っちゃいけない」
「いかにも、ママが言いそうな台詞ね! そうよ、私の両親は最高! 私の事も一番に考えた!! 生き残ってる筈がないから、一番に諦めたなんて!!」


その言葉を聞いた瞬間、僕は高城の胸倉を掴みあげた。


「止めろ、沙耶!!」
「な、なに
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