第一章 無印編
第八話 『金色の魔導師』
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と同じか!?
割烹着の悪魔ーーーッ!
「あの、お姉様…!」
私がかなりテンパっているところでフィアの言葉に現実に戻された。
「と、とりあえずフィアはリュックの中に入っていなさい! 私がなんとかするから!」
「は、はいです!」
フィアがリュックに入ったのを確認後、
「まったく…声紋の登録無しだけで襲いかけられるなんてたまったものではないわね?
とりあえずそちらの不手際という事で防衛行動を取らせてもらうわよ?――投影開始。是、物干し竿…!」
私はアサシン――佐々木小次郎――の物干し竿を投影した。
以前の私ならアサシンと同じくらいに構えられたが、今では二倍かそこらの長さがあるので私が持つには少しつらいが投影した。
実は言うと私は物干し竿と相性はいい方なのだ。
なぜかっていうと多重次元屈折現象を技として起こせるから。
宝石剣の一所有者としては是非ともとアサシンに師事したのはいい思い出である。
もちろん四日間の間の話であるが…
何度も繰り返す事でアヴェンジャーを通して私の技量も上がっていったらしい。
それは他のサーヴァントにも通じることだからこれだけはアヴェンジャーに感謝している。
閑話休題
私は物干し竿を構えて迫ってくるロボットを撃退しようと試みる。
◆◇―――――――――◇◆
Side 高町恭也
…なぜだろう?
もう二度と聞きたくない防衛装置が作動しているような気がするぞ。
しかも俺の時と同じくらいの騒音が聞こえてくる。
「…なぁ忍。俺が以前に味わったレベル5の防衛装置がまた作動していないか?」
「おかしいわね? 恭也級の使い手なんてそうそうお目にかからないのに…。士郎さんと美由希さんももう登録してあるし…」
「そういえばシホちゃん、まだ来ていないよな?」
「その子って確か恭也の家の子になったっていう女の子の事? なに? そんなに強いの?」
「ああ。おそらくなんでもありなら俺より強いかもしれない…。やばい! きっとシホちゃんが襲われているんだ!」
その時、なのは達とファリンさん、ノエルさんが急いで部屋に入ってきた。
「お兄ちゃん!」
「ああ、分かっている!…忍、帰ったら少しおしおきな?」
俺はそういい残しすぐに庭に向かおうと…「ドーーーーンッ!!」…した矢先に爆発音が響いた。
それで全員顔を青くした。
なのは達なんて涙を浮かべている。
「すぐに向かう! ノエルさんはすぐに防衛装置の解除を!」
「畏まりました、恭也様!」
俺は爆発音のした場所に全力で向かい、だがそこで目にした光景に目を見開いた。
服装は爆発の影響であちこちボロボロだが、それでも無傷でシ
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