グレモリーvsフェニックス その2
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持っていくことにした。
イッセー達の気配を探りながら向かうと先程の場所に戻っていた。
「よぉ、お二人さん」
「真紅狼! テメェ、俺達ごと殺す気か!?」
「生き残ってんだから、別にいいじゃねぇか。敵はまとめてくたばったし、お前等は生きてる。ほれ、一石二鳥だ」
「………真紅狼くん、その予想は外れてるよ?」
「あん? なんでだ?」
「ほら」
木場は指を差す。
すると、そこには先程木場と戦っていた『騎士』が金髪ロールの子を庇っていたのだ。
「おおぅ、仕留めたと思ったんだがなぁ。案外しぶとい」
「くっ! ライザー・・・さま・・・・の『騎士』・・・・・を舐める・・な!!」
「ま、そのご主人様も俺の手でブチのめすから、医療ルームで眺めてな」
敵の『騎士』はそのまま光に包まれて、医療ルームに移送された。
「私のお兄様が貴方の様な野蛮な人間に負ける訳ないですわ」
「“お兄様”って呼ぶことは、お前はアホウドリの妹か」
「アホっ………!! まぁ、いいですわ。アレをご覧になりなさいな」
視線を新校舎の屋根に向けるとリアスとライザーが対峙していた。
「『王』同士の勝負ですわ。万が一にも貴方達の勝利はありませんわ、私達は『不死鳥』の一族。いくら傷ついたところですぐに癒してしまうんですから」
と高慢で見下したような口調で物を言うが、俺は逆に笑ってしまった。
「クク……ハハハハハハハハハハハッ!! 『不死鳥』か!! 『不死身』か!! いいねぇ! そういうの、全くもって最高だ!!」
三人は驚き、アホウドリの妹は口を開く。
「貴方、頭おかしくなったんですの?」
「いや、別に? ただ・・・……しがいがある。まぁ、取り敢えず、イッセー」
「な、なんだ?」
「リアスのこと、心配なんだろ? 行って来い」
「い、いいのか?!」
「別にいいぞ。俺一人でもコイツの相手は務まる」
「悪い!」
そう言ってイッセーは木場と共にリアスの元に走っていった。
「私は戦いませんわよ? 傍観者ですし。………そう言えば貴方、神器を三つも持っているそうですわね?」
「ああ、持ってるがなにか?」
「三つも持っているのに、使わず倒すと言う事はよっぽどその神器が弱いのね?」
「ハハハハハ!! “三つ”か!! ふむ、ここには俺達以外誰もいないし、ちょろっとだけ真実を教えようか」
「はぁ、何を言ってるんです?」
アホウドリの妹は呆れた表情でいうが、次の俺の一言で表情が変る。
「ここで観戦している奴等は俺の持っている神器が“三つ”までと思っているが、俺がいつ、どこで、三つまでと言った?」
「…………………え?」
「俺の神器の総計保持数は“六つ”だ
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