蒼騎家の地下部屋は捜索するべからず
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
のよ」
アーシアが手伝う声を出すと、部長が止める。
アーシアありがとう、鬼ですね部長。
木場の方は、自身の巨大なリュックサックを担ぎながら、山菜などを採りながらすいすいと進んでいっ
た。
小猫ちゃんも…………
「………お先に」
自分の身の丈以上の物を軽々と持ち、俺の横を通り過ぎていく。
「こんくらいでヘバるなよー?」
「…………うっせ」
「そんじゃ、お先にー!」
真紅狼が最後に通過していった。
真紅狼は自前の鋼鉄の箱に巨大なリュックサックを二つ肩で担いでいた。
それを苦しい表情すら見せずに涼しい顔で登っていった。
「……ぬぉぉぉおおおおお!!」
俺も負けられん!!
俺も気合を入れて、坂を登りきった。
登りきった丘には木で造られたコテージがあり、ここ一帯は部長の土地らしく、普段は魔力で隠されていて人間は気付かない仕組みになっているらしい。
俺は、中に入ると水を一杯に飲んだ後、床に寝ころんだ。
女性陣は二階で動きやすい服装に着替えにいき、真紅狼は外でこのコテージからほんの少し離れた場所で『少しやりたいことがある』と言ってもう出ていった。
「じゃ、僕も着替えてくるね」
木場もジャージを持って別の部屋に行く際に…………
「覗かないでね?」
「覗かねぇよ!! つーか、さっさと行きやがれ!!」
からかいながら言ってくる木場を睨みつける。
ただでさえ、碌な噂が流れていないんだからよぉ。
だが、今までは“俺×木場”だったらしいがここ最近では“真紅狼×木場”も主流になってきてるらしい。
俺達男性陣には非常に迷惑な話である。
真紅狼曰く………
『長い間、女子校にし過ぎたのが問題なんだよ』
と、まっとうな意見を述べていた。
全くもって同意見である。
すると、先程外に出かけていた真紅狼が戻ってきた。
「真紅狼、早かったな?」
「まぁ、慣れた作業だからな、手際良くやりゃすぐ終わるさ。………油まみれだし、手でも洗ってくるか」
真紅狼は洗面所に向かっていく。
俺も着替えることにした。
俺が着替え終わったころには、全員がリビングに揃っていた。
そして…………
「さぁ、修業開始よ!」
と、部長の張りきった声が響いた。
〜イッセーside out〜
〜真紅狼side〜
リアスの声の開始から、それぞれ修業を開始していたがイッセーとアーシアはそれぞれ専門分野のメンバーからレクチャーを受けていた。
朱乃は魔力分野
小猫は格闘分野
木場は立ち位置や視野の取り方の分野
リアスは監督の位置に居るらしい。
まぁ、小猫の格闘分野はイッ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ