魚釣りと最後の休暇
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
「そ、そんなことよりホラ、今のお魚さんからアイテム出ましたよ」
アスナが白銀に輝く一本の釣り竿が出現した
「お、おお、これは!?」
ニシダは誤魔化せると思うが……
「あ……あなた、血盟騎士団のアスナさん……?」
一人の若いプレイヤーが前に出てくる。ほーらばれた
「そうだよ、やっぱりそうだ、俺写真持ってるもん!!」
「う……」
「か、感激だなあ!アスナさんの戦闘をこんな間近で見られるなんて……。そうだ、サ、サインお願いしていいで……」
キリトとアスナの間で視線を往復させて数秒
「け……結婚、したんすか……」
しょうがないから助けをしてやる
「はいはい、この二人は夫婦だからアスナを狙ってた人は、諦めてねー。もし二人の中を引き裂くような真似をしたら……」
そこで、言葉を切りいい笑顔で(目は笑っていないが)
「その身を引き裂くよ?」
「「「「「ひいっ!?」」」」」
そこにいたニシダ、キリト、アスナ以外が悲鳴を上げる。笑顔に恐怖するとは失礼な。俺はただお願いしてるだけなのに
「それじゃ、ニシダさんはこれで」
「ああ……わかった」
キリトとアスナの腕を引いてキリトとアスナの家に戻る
「リン君の顔、凄く恐かったよ」
「74層のボスより恐かった……」
……失礼な……
「でも、ありがとう。助かったよ」
「おう、じゃあ俺はこれで帰るわ」
「泊まっていけばいいのに……」
「新婚の夫婦の間に入るつもりはないんでね」
「ああ、じゃあおやすみ」
俺は無言で手を振る。この時は知らなかったが、数時間後、また会うことになる
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ