暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
魚釣りと最後の休暇
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「そ、そんなことよりホラ、今のお魚さんからアイテム出ましたよ」

アスナが白銀に輝く一本の釣り竿が出現した

「お、おお、これは!?」

ニシダは誤魔化せると思うが……

「あ……あなた、血盟騎士団のアスナさん……?」

一人の若いプレイヤーが前に出てくる。ほーらばれた

「そうだよ、やっぱりそうだ、俺写真持ってるもん!!」

「う……」

「か、感激だなあ!アスナさんの戦闘をこんな間近で見られるなんて……。そうだ、サ、サインお願いしていいで……」

キリトとアスナの間で視線を往復させて数秒

「け……結婚、したんすか……」

しょうがないから助けをしてやる

「はいはい、この二人は夫婦だからアスナを狙ってた人は、諦めてねー。もし二人の中を引き裂くような真似をしたら……」

そこで、言葉を切りいい笑顔で(目は笑っていないが)

「その身を引き裂くよ?」

「「「「「ひいっ!?」」」」」

そこにいたニシダ、キリト、アスナ以外が悲鳴を上げる。笑顔に恐怖するとは失礼な。俺はただお願いしてるだけなのに

「それじゃ、ニシダさんはこれで」

「ああ……わかった」

キリトとアスナの腕を引いてキリトとアスナの家に戻る












「リン君の顔、凄く恐かったよ」

「74層のボスより恐かった……」

……失礼な……

「でも、ありがとう。助かったよ」

「おう、じゃあ俺はこれで帰るわ」

「泊まっていけばいいのに……」

「新婚の夫婦の間に入るつもりはないんでね」

「ああ、じゃあおやすみ」

俺は無言で手を振る。この時は知らなかったが、数時間後、また会うことになる

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