導火線の火は中々消えない
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もそれでいい」
「蒼騎様もそれでいいでしょうか?」
「それって、俺がコイツをブチのめしても文句を言われないゲーム?」
「そうです」
「なら、別にいいかな。公衆の面前で堂々と泣かすことが出来るし」
どこまでも暴言を吐きまくる真紅狼。
導火線に点いた火は中々消せないのと同じで、真紅狼の外道も止まることを知らないのだ。
だからこそ、真紅狼の外道っぷりは容赦がない。
「では、このお話はこのグレイフィアが預からせてもらいます。御両人のご家族の方には私から伝えておきます。では、失礼します」
そう言って、グレイフィアさんは魔方陣で跳んでいった。
ライザーの野郎は、真紅狼を睨みつけた。
「遺言でも書いておくんだな!」
「その顔を醜くしてやるよ、煩悩野郎」
そしてライザーは跳んでいった。
真紅狼は『ふぅ、やれやれ』といった感じにソファに座り、朱乃さんにお茶を頼んでた。
すると、部長が………
「真紅狼! 昨日の話し聞いていたの!? 口を出さないでってあれほど……」
「出ちまったモンはしょうがないだろ? それにリアスだってこの結婚には反対なんだし、勝負まで持ちこめていいじゃねぇか。俺はあの野郎をブチのめせれる。お前は、婚約が解消される。利害は一致してるんだからよ」
「そうだけど………」
「ところでよ、その“レーティング・ゲーム”ってやつに武装持ち込みはアリか?」
「え、どういうこと?」
「ほら、俺の武装って自前じゃん? 持ちこみ無しだとちょっと厳しいんだよ」
そういえば、そうだったな。
真紅狼の武装って言えば、刀二本と短刀、それと長銃だったな。
「グレイフィアに問い合わせてみるわ。それはそうと、このままの実力では私達は確実に負けるわ。だから………」
「どうするんですか、部長?」
俺はなんとなく分かっているが聞いてみた。
「………皆(・)で修業よ!!」
そういう部長は、明日、どこで集まるのかなどと事細かい詳細を皆に話していた。
そして、俺達(・・)は明日から修業することになった。
〜イッセーside out〜
ん? 一人多いって? いや、間違ってないよ?
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