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ハイスクールD×D 紅い神喰狼と赤龍帝
戦闘校舎のフェニックス
正体と御家事情
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グレイフィアさんは、淡々と分かった事を語る。
そりゃ、そーだ。
なんせ、コレは俺の為に創られた神器だし、しかもまだ『頭』、『首飾り』、『腰』、『脚』が残ってるし。
というか、俺はそれだけの為に呼ばれたんじゃなかろうな?


「で、俺はこの為に呼ばれたのか?」
「いえ、もう一つあるのよ」


リアスは、非常に困った声だった。


「じゃあ、一体なんだよ?」
「お嬢様がご結婚されます」
「……………………………はぁ?」


え、ちょ、はあぁぁ!?


「え、なんで?」
「先の大戦で純粋な悪魔は随分と減ってしまいましたので……………」
「あー、OK。理解出来た。つまりは自分の娘を種族繁栄の為に結婚させる。………とまぁ、こんな感じか?」
「ええ、そうよ。私の意思関係なくね」


どこの親もこういうことに関しては、無責任だな。


「というか、この話がどこから俺を呼んだ理由に繋がるんだ?」
「近いうちに部室に私の婚約者が来そうなのよ、その時に何があっても口を出さないで欲しいの」
「まぁ、別にいいが…………」


それぐらいなら、まぁ、別に構わないが………

「蒼騎様、よろしくお願いします」
「あ、はい。というか、グレイフィアさん。俺の名前、呼び捨てで構わないですよ? グレイフィアさんの方が年上ですし………」


いや、なんか年上の人に、様付けは………なんか、ねぇ?


「ですが、職業柄なので………そうですね、メイドの仕事が無い時、オフ時は『真紅狼』と呼ばさせてもらいますが、よろしいですか?」
「別にいいですよ。そっちの方が自然でいい」


あ、分かった。
誰に似ていると思ったら、母さんだ。
母さんに似ているんだ。


「なんというか、ウチの母さんに似ている」
「あ、真ちゃんも思ってた? 私もそう思っていたのよ」
「蒼騎様のお母様にですか?」
「うん、凄い似てる。多分、話が合うと思いますよ」
「では、今度オフの時にでも会わせてくれますか?」
「母さんは基本いつでも家に居るから、俺に通してくれたら、会えますよ」
「じゃあ、これで話は終わりよ。真紅狼に朱乃も態々来てくれてありがとう」
「おう」


そして、朱乃を家まで送っていき、家に帰っていった。
〜真紅狼side out〜


ここに居る全員がこの後のことを知る由もなかった。
まさか、ああなるとは…………
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