第2章 戦争?
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ウィンはさっき、大勢の兵士に囲まれて身動き取れて無かったし、助けるには俺が行くしか無いよな………
「これ以上、好き勝手にさせる訳にはいかないか………さて、気張るか!!」
魔力で身体強化し、俺は騎士団に真っ直ぐ突っ込んで行った………
「ロラン隊長!!前方に向かってる敵影あり、1つです!!」
「どんな者が現れても変わらん、死守するぞ!!」
そんな激が飛ばされた後、その右にいた騎士団の兵士が吹っ飛ばされた。
「エミリオ!!………くっ、誰だ!?」
「えっと………名乗るんだよなこの場合………俺はレイジ。レオに拾われ、その恩を返すために協力している記憶喪失の紳士だ!!」
「いや、そこまで言わなくても………」
「えっ!?要らないの!?だったらそう言えよ!!受け狙いで紳士とか口走ちゃったじゃないか!!」
「いや、私に言われても………」
「くそ、騎士団長恐るべし!!」
「いや、私のせいなのか………?」
こうしてレイジとロランとの戦いが始まった………
「魔神剣!!」
「なっ!?」
いきなり放たれた斬撃に驚く、ロラン。
槍で防ぎきったが、表情は驚いたままだ。
「どうしたんだそんな豆鉄砲を受けた鳩みたいな顔して?」
「どんな顔だ?………それより君はどうやって紋章砲を!?紋章陣無しで!!」
「今のは紋章砲?じゃ無いし。むしろそれ何だっけ?ビオレさんに聞いたんだけどな………あの人の声、結構心地よくてついウトウトと………まあとにかく何故か分かんないけど俺にフロニャ力は扱え無くてな。仕方が無いから魔力で戦わせてもらってるだけさ!!」
「魔力!?」
ロランが驚いてる合間に刀を鞘に戻し、鞘で殴りかかるレイジ。
「何故刀を収める!!」
「それが俺の戦い方でね!!」
その後鞘を上手く使い、格闘戦に持ち込むレイジ。
「くっ!?やりづらい………」
「槍で両手が防がれてると戦いづらいよな!!」
何とか槍で大きなダメージを負わずに済んでいるロランだったが、小刻みに繰り出すレイジの攻撃に防戦一方になっている。
「やっぱ耐えるな、騎士団長様よ!!」
「君こそ何故、大技を使わない?これでは平行線なのは君も分かっているだろう?私を足止めするのが目的か?」
「………ならご期待に答えるとするか!!」
そう言ったレイジはその場からバックステップで2歩離れ、抜刀の構えをする。
「来るか!」
「行くぜ、騎士団長!!喪刃!!」
ガウルに放った稲妻の様な居合い斬りがロランを襲う。
「障壁陣!」
しかしその斬撃もロランの障壁によって、ロランに届くことは無く、障壁を破壊するだけで終わった。
「だが終わりじゃない!!喪刃
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