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ゼロの使い魔 武器と魔法と技術と知識はつかいよう
チートスペックな少年
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がパクパクしていた。
「も、もう、契約終了ですか・・・」
「多分ですけど」
「たった数分で終わるとは・・・今日は魔法自体は教えないつもりだったのですが。まあいいでしょう。コモンマジックのライトから始めましょう」
コモンマジック、どの系統にも含まれない簡単な魔法、そのため全魔法の中で最も最初に学ぶ魔法である。
「手本を見せますからね・・・・・『ライト』」
アーロンが『ライト』というのと同時にスタッフの先端に光が付く、小さな光る球体が現れたという方が正しいか?
「ではマックス様もやってみてください」
「はい・・・・・・・・・・・・・・・・・『ライト』」
アーロンが見せた数十倍は明るい球体が、杖の先端部分で光る。その明りは、影を作らないほど明るかった。
「すごいですね・・・・・・・・・・・・・」
しばらくすると光は弱まっていき、アーロンのライトと同じくらいの明るさになっていく。
「・・・・・・それを消すことはできますか?」
「やってみます」
心のなかで消えろと念じるとライトは効力を失い消える。
「すぐにできませんね・・それを素早くできるように、それと明るさを自由にコントロールできるようになれば完成です。まあそれは今度追求することにしましょう。適性を調べてみましょう」
「適正ですか?」
「ええ、各系統の簡易魔術を使えるかどうかを調べるんです。当然虚無は除きますよ」
ちょっとしたジョークを混ぜることでこっちの緊張をほどいてくる。こういうとき、テストのときはこういった簡単な気遣いが嬉しかったりする。
「最初は水です。手本を見せますから真似してください・・・・コンデンセイション」
アーロンの前に一メートルほどの水の球体ができる。
「ではどうぞ」
自分の前に水の球体ができるイメージをしながら唱え、発動させる。
「コンデンセイション」
十メートルくらいの水の球体がしばらくの間作られていたが、形が崩れ始め、地面に落下する。
「凄いですね、水の適性が物凄いですよ」
「ありがとうございます」
「では次に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
この後他の属性の適性も調べ、全てにおいて凄い適正だったらしい。自分でも驚いたのが火だった。コントロールにミスッた、というのもあったが地面を大きくえぐった。アーロンによると、全系統において、トライアングルクラスの魔法の威力だったらしい。




とある一室
「コンラート様、マクシミリアン様の魔法はとんでもない力を持っています」
その部屋にはコンラートとアーロンが二人でいた。
「どれくらいの威力だ?」
「あのままなら簡単にスクウェアクラスに到達するかと」
スクウェアは超一流の使い手と呼ばれる。それだけスクウェアクラスの使い手は少ないのだ。
「・・・・・そうか、
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