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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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「ああ。俺にとって絶対に負けられない戦いになったからね。………因みに全員直ぐに倒す結果になっても構わないかい?」
「構わへん。これくらいやらへんと機動七課には絶対勝てへん」

その言葉を言うはやての目にはしっかりとした決意の色があった。

「分かった………じゃあ俺も久しぶりに全開で行くぞ」

そう言って壇上から降りる大悟。
ゆっくり降りる大悟に新人皆が固唾を飲む。

「それじゃあ始めるか………全員、デバイスを構えろ」

そう淡々と言う大悟の迫力に押され、それぞれ自前のデバイスを展開する新人達。
その中にはティアナやスバルも含まれていた。

「よし、それじゃあ覚悟しろ。いくら非殺傷設定になっていたとしてもどうなるか俺も分からないからな。バルディス、セットアップ。リミッター解除、魔力開放」
『イエスマスター』

大悟がそう言うと溢れんばかりの魔力が人の目に見えるほど高まっていく。まるでその姿はオーラを纏った様に見える。

SSSランクの魔力。その壮大さと異様さは新人達の心にもの凄い恐怖感を与えた。
その姿に直ぐ近くにいた新人達はヘタリ込み、恐怖感を感じた新人はまっ先に逃げていく。

「10秒待ってやる。覚悟の無い奴、心が折れた奴はここから直ぐに立ち去れ!!」

力強い咆哮が演習場に響く。その咆哮はまるで肉食獣のよう。
そんな咆哮に完全にビビッた大勢の新人が入口に走っていく。人の叫びや怒声が響き、静まり返ったと思うと演習所には前に居て気絶してしまった新人と………

「スバル………」
「これがSSSランクの魔導師………」

しっかりその場に身構えていたティアナとスバル。

「凄かった………真白もよく耐えたね」
「う、うん何とか………」
「迫力から言えばあの時のフェンリルよりも凄かった………」
「お兄ちゃんに聞いてなかったら私折れてたかも………」
「ヤバイ、残ったのは良いが勝てる気がしないな………」

5人で固まった集団、ルーテシア、真白、エリオ、キャロ、エローシュがそこに居た。

「………戦えそうなのはたったの7人か………さて、安心してないよな?試験開始するぞ。全員で協力するもよし、バラバラに挑むもよし、好きにするといい」

大悟にそう言われた瞬間、ティアナとエローシュは互いに目線が揃った。

「………スバル、あのガキンチョ達と協力するわよ。ただしいつもと同じ私達2人で戦闘。戦いはそれぞれやりやすい様に。OK?」
「うん、分かった」

「みんな、俺がいつも通り指揮を取る。それに沿って動いてくれ」
「「「「OK、エローシュ!!」」」」

互いにそう言い合うと、スバルが前衛にティアナが後衛に。
そしてエローシュの方はエリオが最前列に立ち、その後ろに真白。その左右斜め後
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