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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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剣の軌道を逸らしたのはうつ伏せになりながらも魔力弾を放ったティアナによるものだった。
「バーンインパクトスマッシャー!!!」
炎を纏った拳が大悟の脇腹に入り、ドン、ドン、ドンと大きな音を立てて大きな爆発を起こす。
「ぐうう………」
咄嗟に魔力で身体強化した大悟だったがそれでもダメージを防ぎきる事が出来ず、地面に膝を着く。
「真白今だ!!」
「うん!!届いてサンシャイン………ブレイカー!!!」
大きな翼に溜まったエネルギーが全て杖に向かって集束していき、杖先に集まった魔力は太陽の様に燦々と輝く。
そしてその魔力を放出すると、全てを焼き尽くす程の光を放ちながら大悟に向かっていった。
「全く、恐ろしい新人達だ………」
そう呟いて大悟は光に飲まれた………
「「「「………」」」」
「凄い!!小さい太陽が出来たと思ったら光の柱がビューって!!」
「コイツは………一体どんだけ集束したんだ………」
見学室で見ていた六課のメンバー全員が驚いてその戦闘を見ていた。
「あの真白ちゃんって子、凄い集束率だったね。それに彼女のデバイスって………」
「うん、私のレイジングハートに似てる………」
「レイジングハートの後継機なんて話あった?」
「う〜ん、私前にユーノ君にそんな話を聞いた事あったけど確か中止になったって聞いたけど………」
フェイトとなのはが話している内に真白によって巻き起こった煙が収まっていく。
「しかし奴は本当に化け物だな………」
「………駄目だったか」
「そんな………」
煙が晴れるとそこには仁王立ちしている大悟がいた。
しかしその姿は最初の時と比べて随分ボロボロになっており、大悟自身も傷だらけであった。
「………久々だな、こんなに追い込まれたのは。バルトマン・ゲーハルト以来かもね」
「それにしては余裕じゃ無いですか………」
苦虫を噛み締めた様な顔をしてエローシュが呟く。
「まさか、体全体が痛いよ。ハッキリ言ってもう戦いを止めてゆっくり休みたい気分」
「なら降参してくれませんか?」
「嫌だね、ちょっと俺にも負けられない理由があるんだ。だけど………そろそろ新人いじめもこれくらいにしとこう」
そう言って大悟は大剣を担いではやての方を向ける。
「もう試験はいいだろはやて?」
「そうやな。予想以上に善戦したもんで驚いてしもうたよ。こんなに有望な魔導師達がいれば部隊分けもすんなり決められそうや」
「だってさ」
「………ということは?」
「ここにいる7人は全員合格や。あっ、だけどキャロちゃんだけは後で少し話があるから部隊長室に来てもらってもええか?」
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