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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第12話 機動六課入隊試験
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新暦74年11月………

「ここね………」
「うわぁ………やっぱり人数が多いね………」

機動六課のオフィスがある湾岸地帯。
その機動六課にティアナとスバルはそれぞれ来ていた。
新設された建物の綺麗さとその大きさ、広さに驚く2人だったが、それ以上に予想以上の人数に驚きが絶えない。

「私達大丈夫かな?」
「まあ厳しい門よね。だけど承知の上でしょ?なら今の私達の力を見せつけてやりましょ」
「そうだね!!頑張ろうティア!!」

不安そうな顔をして俯き気味だった相棒の元気な顔を見て安心するティアナ。
今回の試験、合格者の定員は特に決まっておらず試験内容も公表されていない。

そんな今日の試験に2人も不安など無いわけは無く、声を掛けたティアナも気丈に振る舞いながらも内心緊張していたり。

『では試験希望の方は演習場へと移動してください』

さて、そんな心中でも試験は待ってくれずアナウンスが流れる。
聞いた2人も指示通り移動しようとした時、

「きゃ!?」
「あたっ!?」

スバルの足元に誰かがぶつかった。

「ごめんなさい!!」
「いやこっちこそ………しかしこの弾力、綺麗な肌………これは美人に違いない!!」

そう言って顔を上げる声の主。

「ボーイッシュ巨乳美人来たーーー!!!」

まだ2桁の歳にも成長していない子供の男の子は、スバルに対してそんな叫び声を上げたのだった………












「初めまして、俺は江口信也って言います」

スバルとぶつかった少年、江口信也はティアナとスバルと共に歩く。

「私はスバル・ナカジマだよ。で、こっちが………」
「………ティアナ・ランスターよエロガキ」

そんな素っ気ない返事をするティアナだったが、信也は気にせず、目をキラキラさせて見ていた。

「こんな所で仲間とはぐれて人生終わったな………って思いましたけど、まさかボーイッシュ巨乳美人のお姉さんと、ツンが強いツインテールお姉さんとこうして出会えるなんて………神様、ありがとーーー!!!」

「ティアナ、面白い子だね!」
「その歳で犯罪予備軍とか先が思いやられるわね………」

後ろで騒いでいる信也を見ながらそんな会話をする2人。

「それにしても………」
「目立つわね………」

騒いでいる信也のせいで視線が3人に集中し、スバルやティアナは落ち着かない。
しかしそんな信也の行動のおかげで気づかない内に緊張が影も形も無くなっている事に2人は気づかない。
………しかしそれが信也の狙いでは無く、本心からの暴走なのだが。

「もう我慢できない!!一回ぶん殴って………」
「いた、信也君!!」

ティアナが拳骨を落とそうとした時だった。

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