彼の者再び世に舞い降りる
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・・・・、家族のためとはいえこんなことしていいのだろうか?
そうそう、俺の容姿は前世と変わっていない。だから銀髪青眼のままだ。母上は銀髪茶眼、父上が金髪青眼だから、母から髪の色を、父から目の色をという設定なのだろう。
にしてもこの一年の正妻の行動は結構悪質だ。
これまでは、曹家の跡取の候補が俺一人であったために母上にも他の妾にも大きく出られなかったのだろう。
ただ、今は自分に娘が生まれた。
結果として跡取候補が一人増えたと言うことだ。
それに、妾と正妻の子と言う差は大きい。
いくら長男であるといっても俺の立場も微妙なものなのだろう。
そもそも、この恋姫の世界では長女の方が跡取の候補としての順番的には強いのかもしれない。
おそらくは自らの権力がほしい故にだろう。俺や母上、そして他の妾を陥れようとする行為もあった。
現に、既に1人が精神的な疲労によって寝込みがちだ。
母上も体の調子がおかしかったりする。
さてさて、どうしたものなのやら。
子供がこんなことを考えているだなんてばれたら絶対おかしい目つきで見られるな。もうちょっと気楽に行きますか。
その日から数日後、俺の母上、花杜(かと)は城から姿をけし、失踪した。
俺を城に残したまま・・・・・・・・・・。
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