レッドとグリーン
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
殺人だ」
「それの何が悪い。お前らグリーンと俺たちレッドは何が違うんだよ!お前らは生き残るためにモンスターを狩る、殺す。俺たちはプレイヤーを狩る、殺す。対象が違うだけじゃねぇか!!」
「確かにそうだな……だがお前らは殺人を楽しんでいる。ただの遊びとして人を殺している。そんなことが許されると思っているのか?」
「ぐっ……」
「わかったなら……さっさと行け」
「ち……ちくしょう。何で攻略組が俺の依頼を受けたんだ……」
「この近くに親友の家があるんでな。そいつらも攻略組だが、安心して生活させてやりたくてな」
「運が悪かったわけだ……」
犯罪者たちは観念したかのように光の渦に入っていく。そして全員がいなくなり光の渦は消えた
「さて……何でまだ残ってるのかな?逃げろって言ったよね」
「心配で……まあ、する必要はなかったんですけどね」
「えっと、ありがとう……」
「どういたしまして。それじゃ、俺はこれで」
俺は踵を返す
「あの……お名前は?」
「リンだ」
「リンさんですね?わたしは……」
「いや……言わなくていい」
「え?」
「現実で会えたら聞くよ。だから、生き残れよ?」
「「はい」」
こんどこそ俺はその場を去る
……自分の吐いた台詞の臭さに悶えながら
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ