第二次篇最終部 第二部 神を断つ剣
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「諦めないぞ、私は!」
カガリは前に出ようとする。
「一人でも!!」
「俺も行くぜ!!」
ケーンも出ようとする。
「ここまで来てよ」
「ああ、助けられないなんてな」
「物語は奇麗に終わらないだろうな」
タップとライトも続こうとする。しかし彼等も制止された。
「私も・・・・・・できれば」
ルリが彼等に言ってきた。
「そうしたいです」
「じゃあ行くぜ!!」
「何、タイミングさえ合えばな!!」
リョーコも勇んでいた。アキトは何時でも出ようとしていた。
「もう・・・・・・休ませてあげましょう」
ルリは表情こそ変えはしないが苦い声で言うのだった。
「イルイちゃんは」
「大丈夫だ!!」
ダイゴウジも出ようとする。
「俺が一瞬でな!!」
「ナデシコを前に・・・・・・」
ルリは言おうとする。
「できれば」
「ルリちゃん・・・・・・」
ユリカがそのイルイに顔を向ける。
「それでイルイちゃんを助けられれば」
「だからそれをやるつってんだろ!!」
今度は勝平が言ってきた。
「なあ宇宙太、恵子!!」
「無理を承知でな」
「私だって・・・・・・」
「見ろよ!!ザンボットだって行けるんだよ!!」
皆に対して言う。
「だからな!!」
「さようなら・・・・・・」
しかし彼等を遮るようにしてイルイはまた言ってきた。
「もうこれ以上は・・・・・・」
「全機回収」
グローバルが遂に言ってきた。
「そうしてもう・・・・・・」
「くっ!!」
「けれど!!」
「大丈夫だ」
しかしここで前に出る者がいた。
「俺が行く」
「えっ、隊長」
リュウセイが彼の姿を見て言った。それはイングラムだったのだ。
「隊長・・・・・・まさか」
「俺がガンエデンの力をこのアストラナガンで封じ込める。その間に誰かが行け」
「ゼオラ」
「ええ」
アラドが声をかけるとゼオラがそれに頷く。二人が出た。
「安心してくれ、俺達なら」
「きっとイルイちゃんを」
「そうか、その二人か」
イングラムは彼等を見て言うのだった。
「それならば。少女は頼むぞ」
「けれど隊長」
またリュウセイがイングラムに言ってきた。
「神様の力を封じ込めるなんて下手したら」
「このガンエデンはその為の力だ」
「その為の」
「因果律を終わらせる為だ。だからこそ」
「隊長!!」
イングラムは今にも爆発しようとするガンエデンの側に来た。そうして爆発が起ころうとするガンエデンにアストラナガンの右手を当ててきた。
「今のうちだ」
後ろから来るアラドとゼオラに告げる。
「今のうちに少女を」
「あ、ああ!!」
「イルイちゃん!!」
「隊長、アラド、ゼオラ!!」
リュウセイは三人を呼ぶ。
「あんた達、死ぬ気かよ!!」
「何度でも言おう
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