第二次篇最終部 第二部 神を断つ剣
[2/25]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
葉にも答える。
「この星は遥かな昔から多くの者によって干渉を受け続けてきまし。銀河の彼方から飛来したオルファン、ビムラー、ゲッター線」
今までのことについて語る。
「異星からの来訪者達」
「その結果導き出された答えこそが地球を滅亡の危機へ追い込んだバルマー戦役や今回の戦いなのだったのです」
「待ってくれ」
竜馬がそれに反論する。
「ビムラー、ゲッター線は地球を滅亡させるためのものじゃない。オルファンだって最後には」
「そうだ!」
勇も言う。
「人類のとの共存を選んでくれた!」
「無論私もあれ等の力の素晴らしさは理解しています」
イルイもそれはわかっていた。
「ですがそれ故に多くの災いをこの星に振りまいてしまいました」
「うう・・・・・・」
「ゲッター線は恐竜帝国を、ビムラーはドクーガを、オルファンはリクレイマーを」
イルイはさらに言う。勇も竜馬もその言葉には言い返せなかった。
「強い力は災いを生み出してしまうのです。貴方達も例外ではありません」
「そのことは僕達も充分に承知している」
万丈がそれに反論してきた。
「だからこそメガノイドのように自分の力に溺れずこの星や多くの人達を、いや平和を願う宇宙の同胞達を守る為に己の力を使っている!」
「それもわかっています」
イルイはその彼にも答える。
「何故なら私は貴方達のことを傍で見ていましたから」
「それならどうして!」
ヒメがイルイに問う。
「でも、そんな貴方達の存在ですら、多くの敵や災厄を呼んでしまうのです」
そう言うのだった。
「若し戦いの中で貴方達が力尽きたら。若し貴方達の力すら上回る存在が現れたら。その時はこの楽園が最期を迎えることになるのです」
「何言ってんだ!」
甲児はムキになって反論する。
「そんなこと俺達が許すものかよ!!」
「ああ!」
そして凱もまた。
「例えどんなに巨大な敵が現れようと俺達は戦う!この世界を守る為に!!」
「果たしてそうでしょうか?」
それでもイルイはその二人に対して言うのだった。
「何っ!?」
「貴方達の命は無限ではありません。今はその力で地球を護ることが出来てもこれから先、そう未来永劫この星を護ることは無理なのです」
「それは違う!」
今度はカミーユが叫ぶ。
「人の命に限りはあっても人の意志は受け継がれていくものなんだ!例え俺達がいなくなっても俺達の意志を継ぐ者が必ず現われる!」
「そうだ、俺達がいなくなろうとも!」
シンもまた。
「必ず!その心は!」
「それはわかります」
イルイはまた言った。
「私もガンエデン。アウグストスとも呼ばれる者よりその意志と力を受け継いだのですから」
「アウグストス!?」
「何だわさ、それ!?」
ショウとボスはその言葉に顔を顰めさせる。
「確か
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ