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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
別世界よりH
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ういう事ポピーちゃん!?」
一瞬の沈黙後、堪らず問いかけたのはシスター・フレアだ。
「考えても見てよ…一体誰がお父さんを異世界へと送り出せるの?人間には到底無理な事よ。お祖母様ですら、元からこの世界と繋がりのある魔界への(ゲート)しか開けられないのに、私達の住む世界とは別の異世界へと、無理矢理追いやる事なんて出来やしないわ!でも………」
最初は皆がポピーを見ていたのだが、彼女の説明が終わると同時に、視線はプサンへと移り、疑いの気持ちが膨れてきた。

「ま、まさか…マスタードラゴン様がリュカを異世界へと送ったのですか!?」
騎士として最も礼儀を重んじるピエール…
しかし愛するリュカと逢えなくなり、その原因がプサンにあるとの言に、敬語ながらも怒りが篭もるのが分かる…

「あ…いや〜…あの〜…」
神などと崇められていても、この状況にはタジタジで、リュカを愛する愛人や娘等から睨まれて、大量に冷や汗をかく天空城の主…マスタードラゴン。

「ふぅ…ヒゲメガネからは説明しづらいだろうから、私から説明するから聞いてちょうだい…とは言え、推測だけどね」
推測と断りを入れてから説明するポピー…その内容は以下の通り…



異世界に悪しき力を持つ大魔王が現れ、その世界の創造主たる女神が囚われの身へ…
何らかの精神的な繋がりを持つ神仲間のマスタードラゴンは、異世界の女神を助ける為に自身が最も能力を信じる人間を、本人の意志を無視して送り出す事に…
勿論、こちらから送り出す事が出来ても、受け入れる側の準備も必要で、いきなり大魔王の下へ送り込んでしまい、訳の分からぬうちに殺されない様に、異世界の女神が導いたと思われる。
つまり2つの世界の神々が、共謀して無理矢理世界を救う旅へと向かわせたのだ。



「最低なヒゲメガネね…」
変わらず無礼なスノウ…
しかも今度は咎める者は居なかった。

「あぁ…確かに最低だが、1つだけ納得いかない事がある…」
「えぇ…私もピエールと同じで、何故勇者アルルと共に旅立たせたのか、納得がいかないわ!…知らないとは言わせないわよ、(リュカ)の女癖の悪さを…幼気な少女と共に旅立たせれば、どんなに恐ろしい事になるか…ちょっとは配慮がほしいわね!」
ほぼ全員から殺意の篭もった瞳で睨まれる中、配慮の無さを指摘され慌てて言い訳をするプサン…

「わ、私だってリュカの事を分かってますよ!本当は勇者アルルの父…オルテガと共に旅立たせようと画策していたのですが、我ら神々は精神世界で通話をしており、ルビスが封印された事により、タイムラグが発生してリュカを送るのが10年ずれてしまったのです…うら若い少女(アルル)をリュカの毒牙にかけるなど、考えただけでも恐ろしい…」
本人の意志に反し、勝手
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