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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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               第二次篇最終部 第一部 孫光龍
暗い玄室の中で。何かが起ころうとしていた。
「封印せよ」
何者か語り掛けていた。
「最後の楽園を・・・・・・封印せよ」
誰かに対して言っていた。
「この星は災厄より逃れし者達の楽園。決して失われてはならぬ」
「わかっております」
あの白いスーツの男が声の前にいた。そこで片膝をついて控えている。
「それでは今より」
「そうだ」
声はまた答えた。
「動くのだ、孫光龍よ。剣達の前に」
「御意」
白い服の男は一礼して姿を消した。そのまま何処かへと向かう。
遠くから龍の咆哮が聞こえた。まるでギャラルホルンの響きのように。世界に響き渡った。
護は遂に宇宙に旅立つ時になった。ケン太もまた。
「お父さん、お母さん」
護が両親に対して言っていた。彼等は今宇宙ステーションにいる。
「宇宙のあちこちで新種のゾンダーが生まれているかも知れないんだ。僕にはそれを倒す力はないけど、困っている人達の手助けは出来ると思う」
そう両親に語る。
「地球を守ったのと同じように」
「護・・・・・・」
「行って来なさい」
二人は優しい顔で我が子に語る。
「護ちゃんにしか出来ないことなら」
「そうだ」
父は母の言葉にその笑顔で頷いて我が子に言う。
「迷わず進んだ、いいな」
「有り難う。お父さん、お母さん」
「護ちゃん・・・・・・」
「僕、行ってきます」
護もまた両親に対して言った。
「いつでも帰って来いよ」
父はまた護に告げる。
「地球は護の家なんだからな」
「うん!」
「護」
ここで凱が出て来た。彼はもう人間になっていた。
「俺も一緒に行けないのが残念だ」
「凱兄ちゃんまで連れていったら命姉ちゃんに怒られるよ」
「やだぁ!」
命はその言葉に笑う。凱も苦笑いを浮かべる。
「こりゃ参ったな」
凱のGストーンが輝く。護に何かを教えるかのように。
「護、この力を有効に使うよ」
「氷竜や炎竜の超AIも甦ったし、護君は安心して旅立って」
命も言う。彼等は何とか蘇ることができたのだ。
「はい。地球の平和を頼みます」
「おう、任せとけって」
甲児が応える。
「心配することはない。ロンド=ベルは永遠に不滅だ
「護君、君の席は何時でも空けておく」
鉄也と大介も護に言う。
「御前はずっとロンド=ベルの一員だ」
「はい、それじゃあ」
宙の言葉もあった。彼も今は優しい顔になっていた。
「護君」
大河もそこにいた。強い声で護に語り掛ける。
「何処にいようと君は我々の仲間だからな」
「はい。皆さんもどうかお元気で」
去ろうとする。しかしここで彼等が来た。
「護!」
「待ってよ!」
末男と数納だた。レイコと華もいた。
「挨拶に来たのよ」

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