第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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で月を拠点として」
しかし異変が起こった。最初はそれは些細なものだった。
「あれっ!?」
最初に気付いたのはアイビスだった。ふと辺りを見回す。
「イルイがいない。どうしたんだ」
「そういえば」
「何処に!?」
それにスレイとツグミも気付く。これがはじまりになった。
一旦話を中断してイルイを捜しはじめる。ここで彼等の目の前にあの三匹の獣が姿を現わしたのだった。
「あれは」
万丈は彼等を見て言う。
「クストースです」
シュウは告げる。
「やはり来ましたか」
「やはり!?」
「どういうことだ、シュウ」
「御覧なさい」
ロンド=ベルの面々に対して告げる。
「神が降臨します」
「神!?」
「そう、そしてその僕が」
そして今度は僕と言った。
「来ます、今遂に」
「おやおや、もう僕のことは知っていたみたいだね」
「あれは!!」
「龍!!」
巨大な龍が姿を現わした。その頭の上に白いスーツの男が立っていた。
「何だありゃ!?」
「龍の頭の上に誰かいるぞ!」
「誰なんですか、貴方は」
「おや」
ここで男はクスハのことに気付いて声をあげる。
「君は確か」
「私が・・・・・・何か」
「そしてそこの君だね」
今度はブリットに顔を向けて言う。
「君達が四神の龍王機と虎王機に選ばれた者か。成程ね」
「何者だ、あんたは」
「僕の名前は孫光龍」
男はそう名乗ってきた。
「覚えておいてくれ」
「孫光龍だと」
レーツェルはその名を聞いて心の中で呟く。
(その名、我が家系にとっては)
「ついでだ。君達が最も知りたいであろうことも答えてあげよう」
孫はロンド=ベルの面々に対してさらに言う。
「こいつは龍王機。超機人の一体だ」
「龍王機!?それは私達の」
「そうだ、二機もある筈がない」
「教えてあげるよ。それも」
孫はクスハとブリットに対して述べてきた。
「君の龍王機は青龍の超機人。そして僕の龍王機は応龍の超機人。僕の超機人は言わば真の龍王機なんだ」
「真の!?」
「そう。超機人には幾つかのランクがあってね、君達の龍王機と虎王機、そして、過去に失われた雀王機、武王機で四神の超機人となる」
孫は今失われたものを語る。それは今ようやく明かされた真実であった。
「他にも四凶や四罪なんてのもある。中でも最上位に君臨するのがこの応龍を始めとする四霊の超機人なのさ」
「最上位の超機人」
「そうだ。僕の龍王機こそが真の龍神、つまり真=龍王機というわけだ」
ブリットに答える。それもまた消え去っていた真実であった。
「超機人に選ばれし者」
「そう」
またクスハに答える。
「そういう意味では君達と同じだね」
「では貴方も私達の仲間なのですね」
「さて、それはどうかな」
しかし孫は笑ってそれはは
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