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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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最高の演出であった。
「元気でね、ケン太」
「うん。有り難うユキオ」
「お腹出して寝ちゃ駄目よ。ケン太はすぐにお腹壊すんだから」
「駄目だも」
「アカリとクマゾーも比瑪さんとあんまり困らせないようにね」
ユキオとアカリとクザゾーにも挨拶をする。そうしてトッポにも。
「また会おうな」
「うん、きっとね」
「さあ、ケン太」
サバラスが最後に温かい声で言う。
「そろそろ旅立ちの時だ。君と・・・・・・そして人類の」
「皆元気で。でも」
ケン太は笑顔だった。笑顔での言葉だった。
「僕、さよならは言わないよ。皆とは何時かまた会えるだろうから」
「そうだな」
「だからこそ」
「シーユーアゲイン」
最後にグッドサンダーの面々が言った。ケン太もまた果てしない旅に向かったのであった。
「行ってしまったね」
「はい」
ギャリソンが万丈の言葉に頷く。
「ケン太は自分の道を歩く。僕達もな」
「そうです。だからこそ」
「皆、行こう。次の戦いへ」
「ああ!」
皆万丈の言葉に頷く。そうしてまた一つに集まるのであった。
護とケン太を見送った戦士達。彼等は次の動きを待っていた。
「次はおそらくバルマーです」
ルリが皆に対して言っていた。
「地球圏の脅威は全てなくなりましたが彼等は健在です」
「そうだな」
フォッカーがそれに頷く。
「それと宇宙怪獣だ。かなり厄介だぞ」
「はい」
輝がそれに同意して応える。
「彼等に勝利を収めない限り。人類に未来はありませんね」
「何か凄く厄介なことに巻き込まれちゃったなあ」
ユウナは彼等の話を聞いて眉を顰めさせたうえで困った顔を見せていた。
「どうしたものだろう、これって」
「ですがユウナ様」
キサカとトダカがここでユウナに対して言う。
「ユウナ様がおられなくて」
「どうしてカガリ様を」
「ああ、わかってるよ」
溜息と共に答える。
「僕の仕事はカガリの補佐だからね。それはどうしても」
「そういうことです」
「ユウナ様がいないとカガリ様はおそらくは」
「やれやれ。参ったものだ」
彼はあらためて溜息をつく。
「我儘お姫様の御守りというのも」
「さもないとまたシン君と喧嘩をはじめますし」
「大変なことに」
三人はそう言いながらカガリを見ていた。彼女はとりあえず何でもない顔でフレイと話をしていた。
「これからはいよいよバルマーと全面戦争だな」
「そうね。けれどね」
ここでフレイはタケルの方をちらりと見た。
「タケルさんは。複雑な気持ちでしょうね」
「仕方ない」
カガリもそれに対して頷く。
「あの人はまた特別だ。それでも前を見ているんだしな」
「強いわね」
「ああ、私達よりもな」
そんな話をしていた。ここでルリはまた言う。
「私達はこれから全軍
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