第二次篇最終部 第一部 孫光龍
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だ」
「怯まれると思っていたのですか?」
「まさかとは思いますが」
「いや、全然」
トダカとキサカにも答える。
「これがカガリだからね。カガリはこうじゃないとね」
「そうですな」
「それでこそカガリ様」
「私達もね」
次に名乗り出たのはユリカであった。
「ナデシコもいきます」
「はい」
それにルリが頷く。
「可能性がある限りは。やりましょう」
「そうや!その通りや!」
タータも叫ぶ。
「やったるで!囚われのお姫様助けだしたるさかいな!」
「けれどタータ」
「どないしたん?タトラ姉様」
ここで姉に顔を向ける。
「タータもお姫様じゃない」
「あっ、そういえば」
「そうだったんだ」
「ええい、忘れるなや!」
ふと思い出した皆に対して言う。
「お姫様がお姫様を助ける。そういうドラマもあってええやろが!」
「そうだな」
「それでは我々も」
ジェオとシャンアンも乗ってきた。これで三隻の戦艦も加わった。
「当然私達も」
「参ります」
次にシーラとエレも加わってきた。
「このままでは地上も彼女も幸福とはならないでしょう」
「だからこそ」
「ピート君」
大文字はピートに顔を向けてきた。
「我々もまた」
「ええ、勿論です」
ピートは迷うことなく彼に言葉を返す。
「大空魔竜も」
「我々はもう決まっているな」
「はい」
マリューはシナプスの言葉に頷いた。
「ガンエデンで」
「そしてイルイを」
「ミネルバも同じよ」
タリアはプラントの面々に顔を向けて言ってきた。
「反対するならするでいいけれど」
「今更そんなこと言うかよ!」
シンが叫ぶ。
「イルイも地球も救い出す!それが俺の!」
「そうね。それじゃあ我々も」
「マクロスもですね」
クローディアがグローバルに問う、
「答えるまでもない。では諸君」
グローバルはあらためて一同に問う。
「残りたい者は残れ。無理強いはしない」
しかし誰も残ろうとはしない。皆同じだった。
「そうか。それでは総員ガンエデンへ」
「はい!」
グローバルの言葉に頷く。
「そうしてイルイを助け出す。いいな!」
「了解!」
「あの言葉が彼女自身のものなのか、あるいはガンエデンのものなのか」
アムロは言う。
「それを確認する必要はあるだろう」
「時間がないのは事実だ」
今度はクワトロが。
「イルイとはまだ話すことが出来る。やってみる価値はある」
「ええ、彼女の真意を確かめましょう」
ミサトがこれまでにない真剣な顔で言った。
「それが出来るのは短い間とは言えあの子と同じ時を過ごした私達だけだから」
「宜しいのですね、それで」
シュウはまた彼等に問う。
「途方もなく可能性は低いですが」
「俺達は最後まで諦めない!」
凱の言葉
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