第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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「何がですか?」
「物凄い数の敵ですけれど」
「全く平気です」
平然と笑ってそうチカに返してきた。
「ゾンダーならね」
「まああたしもネオ=グランゾンの力は知っているつもりですけれどね」
それでも何か言いたそうであった。
「それでも一機だけって」
「御安心を。このネオ=グランゾンは来たるべき運命の戦いの為のもの」
悠然とした笑みに変えてまた言う。
「この程度の数、ものの数のうちに入りません」
「そりゃそうですけれどね。ここではその」
「間に合えばいいではないですか」
ここでシュウは妙なことを口にした。
「そうではないですか?彼が出て来る時に」
「それはそうですけれど。じゃあお任せしますね」
「はい」
シュウとチカは妙な会話をしていた。ロンド=ベルはゾンダーの大群を彼に任せて外へ向かう。しかし入り口にもまた敵が出て来たのだった。
「しつこかねえか、おい!」
キャオがそれを見て叫ぶ。
「一体どんだけいるんだよ!」
「くっ、ここまで出て来るなんて」
ダバもこれには顔を苦くさせていた。
「どうする?やはりここでも」
「ここは私に任せてもらおう」
「!?」
「今度は一体誰だ!?」
「私だ!」
掛け声と共にジェイダーが姿を現わした。ジェイもまたやって来たのだ。
「何と!」
「ジェイダー!」
獅子王博士と凱が彼の姿を見て声をあげる。
「ジェイの奴生きてやがったのか!?」
「無論だ。私はそう簡単には倒れはしない」
そうゴルディマーグに答える。
「御前達の生命、ここは私に預けてもらおう」
「あんた、覚悟はできているんだね」
「私は常に死を見据えている」
そうルネに返す。
「だからだ。ここにも来た」
「わかった」
凱もそれに頷く。これでジェイの参戦が決まった。
だがここで獅子王博士が言う。また敵が来ていた。
「センサーに反応があった!間も無く敵の増援が来るぞ!」
「時間がない!行くぞ」
「はい!」
皆大文字の言葉に頷く。そうして出口に向かう。
「アルマよ」
ジェイはその中で戒道に声をかける。
「通常空間に復帰したらすぐに仕掛けるぞ」
「わかっている。頼むぞ」
ジェイアークを残して通常空間に出る。その中で凱はジェイに声をかける。
「頼むぞ、ジェイ!」
「そちらも抜かるな!」
木星は既に原種が集結していた。彼等はそこでロンド=ベルを待ち受けていた。
「そろそろだな」
「うむ」
腕原種が同志達の言葉に頷く。
「おそらく来る。何があろうともな」
「その通りだ!」
それに応えるかのようにソルダートが姿を現わしてきた。
「来たかソルダートジェイ!」
そのジェイに対して言う。
「そしてロンド=ベルもか!」
「そうだ!」
ジェイはそれに応えて言う。
「御前達を消
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