第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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せると思ったのが大間違いだぜ」
「とは言っても、桁違いだったけどね」
忍と沙羅も言う。
「そうだね。何か今までで一番」
「辛い戦いだったが。終わった」
そして雅人と亮も。二人も胸を撫で下ろしていた。
「護、よく頑張ったな」
「ううん」
護はここで首を横に振る。
「皆がいてくれたおかげだよ」
「そうか、そうだな」
「うん」
「諸君、よくやってくれた」
大河が皆に告げる。
「現時刻を以て、木星圏での作戦を終了する」
「俺達は勝った」
最後に凱は木星を見て言った。
「カイン、そしてザ・パワーの力を借りて。それに」
そして今。
「有り難う。父さん、母さん」
両親に礼を言う。
「俺達にも原種にもザ=パワーは制御できないものだった。もう二度とあの力を使うことはない。さらば木星」
父の墓標にもなった木星にも別れを告げる。
「さらばジェイ、ジュエルの戦士達」
「よかった、凱」
命も今嬉し涙を流していた。
「これで・・・・・・全て終わったのね・・・・・・」
「ああ、やっとな」
皆長い戦いが終わったことに喜びを感じていた。しかしシュウだけは違っていた。無言で木星と地球を見ていた。まるでそこに何かがまだあるように。
第百五十九話完
2007・4・25
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