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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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フフフ、感じるぞ」
Zマスターは彼等の攻撃を受けながら余裕の笑みを浮かべていた。まるで絶対者であるかのように。
「激しい憎しみと怒りを。御前達こそあふれ出るマイナス思念の源」
「何っ!?」
「俺達が」
ロンド=ベルの面々はそれを聞いて思わず耳を凝らした。
「そうだ。宇宙を混沌へ導く者よ、滅びよ!」
「戯言を!」
ジェイはZマスターのその言葉に返す。
「もがき、あがくことこそ生命の本質!」
彼は言う。
「我等生命ある者のあがき、とくと見せてやる!」
「愚かな」
Zマスターはその彼の言葉を冷笑する。
「滅びの道を自ら選択するつもりか」
「誰がそんなことを!!」
「御前は何もわかっていないだけだ!」
竜馬と一矢が攻撃を浴びせながら反論する。
「命のことを!俺は何があっても負けはしない!」
「機界昇華こそが破滅から逃れる唯一の術」
Zマスターは一矢に応える形でまた言う。
「破滅から逃れる唯一の術全宇宙を救うための答えなのだ」
「違う」
シンジはそれを聞いて呟く。
「全ての有機生命体は機界昇華によって補完されねばならぬのだ」
「それは違う!」
シンジは遂に叫んだ。全てを否定するかのように。
「それじゃあ逃げてるだけじゃないか!」
「シンジ君!?」
ニコルは彼の激昂を聞いて思わず彼に顔を向けた。
「一体」
「何もせずに破滅から逃げてるだけじゃないか!」
「違う」
Zマスターはシンジの今の言葉を否定する。
「これは逃げではない。救いなのだ」
「いえ、違うわね」
アスカはZマスターのその言葉を見据えて言ってきた。
「悪いけどバカシンジの言う通りよ!あんたの価値観を押し付けないでよね!」
「押し付けか」
「そうよ!あたし達は生きてやるわよ!自分の力でね!」
「だが非力な御前達ではこの私を倒すことは適わぬ」
「その台詞さっきも聞いたぜ」
勝蔽がそれに突っ込みを入れる。
「何度も聞くと聞き飽きるんだよ」
「その通りよ」
恵子も言う。
「何かね、いっつも聞いてるといい加減食傷気味なのよ!
「その手の台詞で俺達が怯むと思ったら大間違いだ、勝平!」
「ああ!」
勝平は宇宙太の言葉に頷いてザンボットを前にやる。
「万丈さん、仕掛けるぜ!」
「そうだ、その意気だ!」
万丈は三人の心意気に今頷く。
「塵も積もれば山となる。やって損はないんだ」
「あと三分デス!」
「それだけあれば充分だよ!」
万丈はスワンにも答える。
「じゃあ勝平君!」
「ああ!」
「ダイターンジェベリン!」
「ザンボットグラップ!」
接近して攻撃を浴びせる。皆それに続く。
「ギャブレー!アム!レッシィ!」
ダバは三人に声をかける。
「バスターランチャーだ!これなら」
「わかった!これならば!」

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