第百五十九話 勇気ある者達の誓い
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ないわよ」
「とは言うものの本当にここから出られるのかね」
ディアッカにとってはそれが気懸かりだった。
「若しかしてずっと閉じ込められたままとかか!?」
チャックはそれを考えて不吉になる。しかし凱が言う。
「諦めるな!」
「凱!」
「俺達はまだ敗北していない!絶望に屈しない限り勝利への道は必ずある!」
「そうか!」
「そうだ!」
彼はまた言う。
「俺達は地球を発つ時に誓った筈だ!必ず勝利して帰ると!」
そうして戦いに赴いた。そのことを今ここで言うのだ。
「その勇気ある誓いを忘れるな!!」
「勇気ある」
「誓い!」
護と命がその言葉を呟く。
「その通り!」
その言葉に感動してハッターがまた言う。
「誓いとは漢の絆!この言葉ある限り俺達に敗北はない!」
「ハッちゃん何時それ誓ったの?」
「いちいち突っ込むな!俺達はすでにロンド=ベルの一員!戦いの誓いごとき何時でもオーケーだ!」
「ホントに馴染んでるねぇ」
「皆、いいか」
獅子王博士が言ってきた。
「この空間からの脱出ポイントはもうわかっている。凱、御前達はゾンダーを倒せ!」
「わかったぜ、父さん!」
「各機、攻撃を開始せよ!」
大河がここで指示を出す。
「勝利への道を切り開くのだ!!」
「おおっ!」
ゾンダー達との戦いがはじまる。しかしそれは呆気なく終わった。気付けば相手を全滅させてしまっていたのだ。これには皆いささか拍子抜けした。
「あれっ、もう終わり?」
「俺達に恐れをなしたようだな!」
「いや、違うな」
フェイとハッターにチーフが答えてきた。
「様子を見ているだけだろう」
「そうだな」
その言葉にライデンが頷く。
「すぐに増援を送り込んでくるな」
「では今のうちにか」
「そうだな。じゃあ脱出ポイントに」
向かおうとする。しかしそこにこれまでにないゾンダーの大軍が来た。
「なっ、やっぱりかよ!」
「しかもこんなに!」
皆それを見て唖然とする。
「まずい、このままでは」
「どうする?」
「どうやら私の出番のようですね」
シュウがここで言ってきた。
「えっ、シュウさん」
「あんた、まさかこれを見越して」
「そのうちの一つです」
そうシンジとアスカに答える。
「これもまたね」
「これもまたって」
「まだ何かあるっていうの!?」
「それもおいおいおわかりになることです」
「へっ、お楽しみを置いておくっていうのは相変わらずだな」
マサキはその言葉を聞いて悪態をつく。
「ったくよお、まあいいぜ」
しかし彼はそれをよしとした。
「ネオ=グランゾンの力、見せてもらうぜ」
「わかりました。それでは」
ネオ=グランゾンは一機でゾンダー達に向かう。ここでチカがシュウに言ってきた。
「大丈夫ですよね」
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