第百五十八話 儚き末路
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はラー=カイラムから指示を出す。
「いいな!そのままだ!」
「了解!」
「じゃあ行くぜ!」
皆それに頷く。ダイモスが果敢に前に出る。
「この程度の敵で」
一矢は拳を構えて言う。
「俺達を止められるものか!」
三竜昆で敵を次々と屠っていく。そうしてミッテまでの道を開ける。
そこにアクア達が雪崩れ込む。周りの敵はキョウスケとエクセレンが引き受けていた。
「何かまたまた同じ役割だけれど」
「それならそれでいい!」
エクセレンもキョウスケもそう言って周りの敵を倒す。既に脚は止まらなくなっていた。
「わかってるわね、アクア」
エクセレンはその中でアクアに声をかける。
「今度がラストよ」
「はい」
「何なら俺が決める」
「いえ」
アクアはヒューゴの言葉に首を横に振った。
「やれるわ、私一人で」
「そうか。任せるぞ」
「ええ。もう照準は合わせたわ」
ケルベロス=ファングの発射準備に入る。それは寸分違わずメディクスに照準を合わせていた。
「これで・・・・・・先生、貴女も!」
ケルベロス=ファングを放った。青い光が一直線に飛びそのまま貫いたのであった。
「うっ!」
「やった!?」
「これで終わりか」
アクアとヒューゴはメディクスの動きが止まったのを見て声をあげた。
「先生、もうこれで」
「エルデ=ミッテ!貴様はもうこれで!」
「認めない・・・・・・」
しかしミッテは言う。
「私は認めないわ。私の見たかったのはこんな結末じゃない」
「愚かな」
一人呟くミッテの姿を見てマイヨが言う。
「まだわかっていないのか」
「あれが妄執ってやつだよな」
「怖いなんてものじゃないな」
「迷惑ってやつだな」
ケーン、ライト、タップもいつもの小気味よさはない。真剣な顔でミッテの断末魔を見ていた。
「こんなことで!私のAI1は!」
「!?」
「一体何が」
ヒューゴとアクアの目の前で異変が起こった。メディクスの姿が急に変貌しだしたのである。
「さあ目覚めなさい!」
いきなり叫びだす。
「あのセフィーロの暗黒の力で今!」
「セフィーロの!?いかん!」
それを聞いたクレフの顔が青くなる。
「このままでは恐ろしいことになるぞ!」
「導師クレフ、それは一体」
「感じないか、アルシオーネ」
傍らにいたアルシオーネにそう問い返す。
「この禍々しい力を。これは」
「まさか・・・・・・デボネアのものと同じ」
「そうだ!今あの女はそれを使おうとしている!」
「いかん、止めろ!」
ヘンケンが変貌するメディクスを見て叫ぶ。
「このままだと恐ろしいことになるぞ!」
「くっ、ですが!」
ナタルがそれに対して言う。
「間に合いません!このままでは!」
「馬鹿な!このままでは!」
「さあ今度こそ本当の姿
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