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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十七話 信じる心が開く明日
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「私達の渾身の力!」
「今ここで!」
三人はさらにデボネアに攻撃を浴びせる。決戦はさらに続いた。
ランティスはセフィーロ城に戻っていた。何かを探しているようだった。
「光・・・・・」
咄嗟に彼女の危機を察した。そうして今剣を構えて魔力を込めたのだった。
すると光の胸のペンダントが輝く。かつてランティスから貰ったものである。4
「ランティス・・・・・・」
その光が今迫るデボネアの魔法を弾き返した。デボネアはそれを見て目を顰めさせる。
「何だとっ!?」
「また私を助けてくれたのか」
「どういうことだ、それは」
デボネアは今己の魔法を弾き返した光を見て目を顰めさせる。
「我が光を跳ね返すとは」
「私を守る光・・・・・・」
「戯言を」
デボネアはその光を拒もうとする。
「そのような光、認められることか」
「認めても認めなくても」
光は言う。
「私はここで、皆を!」
剣から炎を放つ。それはデボネアの黒い魔法を打ち消した。
「おのれ!」
「光!」
「海!!」
「風!」
イーグルとタータ、アスカが声をかける。だが三人は負けてはいなかった。
「大丈夫よ」
海はにこりと笑って三人に返す。
「この程度で。負けないわ」
「そうです」
風も言う。
「私達はこの程度では」
「頑張るな、ホンマに」
タータもこれには唸るしかなかった。
「ここまでやるとは」
「だからタータ、私達も」
「わかってるで、姉様」
タータは姉のその言葉に頷く。そうして三人の援護を続ける。
しかしデボネアはそれでも倒れない。三人と三隻の戦艦の攻撃を受けてもだ。
「強い・・・・・・」
光はそのあまりの強さに思わず唸った。
「どうしてここまで」
「強いのですの?」
海と風も唸るしかなかった。その強さの前には。
「それは当然のこと」
デボネアは邪悪な笑みと共に三人に言ってきた。
「私はセフィーロの者達が生み出したものだからだ」
「えっ!?」
「それはどういうこと!?」
「まさか貴女は」
「そうだ、柱を信じ柱に全てを預けてきたセフィーロの者達」
デボネアは三人に応えて言う。
「その柱を失った巨大な恐怖の心、そして破滅が私を生んだのだ」
「えっ、じゃあそれって」
「ああ、間違いないな」
ザズの驚きの言葉にジェオが頷く。
「あの女はマイナスの感情そのものだ」
「だからですか」
イーグルはジェオのその言葉に顔を青くさせる。
「この底知れない邪悪さは」
「そうじゃ、これじゃ」
アスカも強張った顔で言ってきた。
「この邪悪な力はセフィーロの力と均衡している」
「確かに」
チャンアンがそれに頷く。
「それは感じますな」
「だとしたら僕達が戦っているのは一国の人間全て!?」
「そんな甘いもんちゃうで
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