第百五十七話 信じる心が開く明日
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いが終わってから」
「はい」
「おのれ、よくも」
デボネアはNSXを見て歯噛みする。そこにまた声がした。
「それはオートザムだけではないぞ!」
「何!」
またボームがデボネアに炸裂する。そこには童夢がいた。
「アスカさん!」
「風、助太刀に参ったぞ!」
童夢の艦橋でアスカが誇らしげに笑っていた。彼女もまた三人の助太刀に現われたのである。
「わらわは決めた!御前達と共に戦うぞ!」
「えっ!?」
「どういう気紛れだチビの姫さんよ!」
「少なくとも御主の減らず口は後で唇に辛子を塗って懲らしめてやる」
シンの口を聞き逃さずに言い渡してから述べる。
「そなた等とのこれからの友情の為じゃ!よいな!」
「よっし!姫さんあんたいい奴じゃねえか!」
甲児がそれを聞いて喜びの声をあげる。
「頼りにしてるぜ!」
「お任せ下さい」
「これからも宜しく御願いします」
チャンアンとサンユンも挨拶をする。彼等もまた戦いに加わった。
そしてもう一隻。ブラヴァータであった。
「タータ、タトラ!」
「これも何かの縁や!」
「私達も貴女方と共に」
タータとタトラが海に対して言う。
「一緒にやるで!」
「そうこなくっちゃね」
ミサトはタータの声を聞いて満足そうに微笑む。
「これで皆揃ったかしら。セーラー服は」
「貴女何かとごっちゃになってるでしょ」
ミサトに対して横からリツコが言う。
「貴女が今セーラー服着たら完全に風俗だけれどいいの?」
「うう、それはやばいわね」
「そうよ。そうですよね、アムロ中佐」
「ま、まあな」
アムロは歯切れ悪くそれに返す。
「あまりよくないかもな」
「ほら、御覧なさい」
「まあそれは着ないわよ、安心して」
「月に替わって御仕置きしてなさい」
少し妙な話をしながらも三国はロンド=ベルに合流した。いよいよ総力戦であった。
「五月蝿い蝿共が!」
デボネアは三隻の戦艦を狙う。三隻の戦艦が大きく揺れた。
「何ちゅう威力や!」
タータが思わず驚きの声をあげる。
「気合入れていかんかい!ええな!」
「わかっておるわ!」
「当然です!」
アスカとイーグルがそれに応える。
「このままやられるつもりはわらわにはない!」
「だからこそ!」
三隻の戦艦は主砲を一斉に放った。それでデボネアの動きを止める。
「海ちゃん風ちゃん今だ!」
それを見た光が二人に声をかける。
「動きを合わせよう!」
「ええ!」
「わかりましたわ光さん!」
三人は再び心を合わせる。そうして胸から三色の光を放った。
「閃光の──螺旋──ーーーっ!!」
三色の光が白色の螺旋と化しデボネアに炸裂する。流石にこれにはレガリアも大きく怯んだ。
「おのれ、おのれぇーーーーーーーーっ!」
「絶対に負けるものか!」
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