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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十六話 三国の問題
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ていなかった。だから」
「負けたというの!?嘘よ」
ミッテはそれを否定する。
「私が敗れるなんて。そんな」
「いや、事実だ」
ヒューゴが戸惑う彼女に言い放つ。
「御前は敗れた。隊長、あんたもまた」
「ふん、そのようだな」
「何っ、あんたは」
アルベロは平然としたものであった。ヒューゴはそれを見て驚きを隠せなかった。
「まさか」
「最後まで戦う、それが俺の考えだ」
「だからか」
「そうだ。特に驚くことはない」
そう述べる。
「俺は負けた。それだけだ」
「それだけ、か」
「ヒューゴ、見事だった」
最後にこう述べてきた。
「そのまま最後まで進め、いいな」
「隊長、あんたはどうするんだ?」
「俺はこのまま去る」
彼は死ぬつもりだった。それを今述べたのだった。
「息子にはよろしく言っておいてくれ。今何処にいたかな」
「ジャブローにいたと思う」
「そうか、ではジャブローに頼むぞ」
「ああ」
「そんな、こんなことは」
潔いアルベロに対してミッテは執念深い顔を見せてきていた。
「認めない、私のAIはそんな」
「そうか」
その声に何者かが反応してきた。
「そなたはまだ戦うというのだな」
「戦うのじゃないわ」
そう声に返す。
「私はAI1を見守るだけ、我が子の成長を」
「左様か」
「ええ」
また声に頷く。
「その為に今死ぬわけには」
「その願い、聞き入れたぞ」
邪悪な力が辺りに満ちてきた。ロンド=ベルの者達もそれを感じる。
「この気配は」
「はい・・・・・・」
シーラとエレは同時にそれを感じた。それは前に感じたものであった。
「デボネア・・・・・・!」
「間違いありません!」
「ふふふ、わかっているようだな」
その言葉に対して声が応えてきた。
「地上の者達、いやバイストンウェルの者達も鋭いものだな」
「今度は何を考えている」
ニーが彼女に問う。
「その邪悪な心で」
「セフィーロを滅ぼす」
「セフィーロを!?」
この時プレセアはリツコと共にアルシオーネに対して何かを聞き出そうとしていた。その中で今のデボネアの言葉を聞いたのであった。
「アルシオーネ、今の言葉は」
「どういうことなの!?教えて」
「セフィーロは」
アルシオーネは俯いたまま呟きだした。
「光と影があるの」
「光と影が」
「ええ」
プレセアの言葉にこくりと頷く。
「私達は光、そしてデボネアは」
「闇というわけね」
「ええ。その闇でセフィーロを覆わんとしている者、それが」
「デボネア・・・・・・」
「それ以上話す必要はないぞ」
デボネアの声がした。
「用は済んだ、休め」
黒い波動をセフィーロに放つ。それはアルシオーネを狙っていた。
「ショウ!」
「わかってる!」
ショウはチャ
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