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とある星の力を使いし者
第40話
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彼の入出を許可した。
そして麻生は残り少ない能力時間を使い全身の細菌を除菌して手術室に入った。

「じゃあな、後は任せたぞ。」

「よく言ってくれるね?
 僕には一方通行(アクセラレータ)の後にまだ十五人(・・・)の患者の治療が待っているというのに。」

その十五人とは言うまでもなくあの覆面を被った人達だ。
医者は彼らの容体を思い浮かべながら麻生に言った。

「君がやったんだろう?
 全く生きているのが不思議なくらいだね?
 腕や足がねぎれ曲がっていたり、顔が歪んでいる者もいた。
 やりすぎじゃあないかい?」

「あいつらは一方通行(アクセラレータ)が命を懸けて守ろうとした者を拉致しようとして、あまつさえ桔梗を殺そうとしたんだ。
 本当なら全員死んでもおかしくなかったぞ。」

そう言いながらもこの冥土返し(ヘヴンキャンセラー)のいる病院に運んだのは彼が前に比べて優しくなった証拠だろう。

「まぁ彼らがここに運ばれた以上、僕は全力で彼らを治す。」

「そうしてやってくれ。」

麻生は冥土返し(ヘヴンキャンセラー)とは逆の方に歩いていき、冥土返し(ヘヴンキャンセラー)は患者が待っている手術室まで歩いて行った。
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