第38話
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ると出口へと歩いていく。
すると、何かを思い出したのか振り返り桔梗に言った。
「あんたもあんたで解析頑張れよ。
一応、俺は最悪の事態を考えて打ち止めを見張っているがそれはあくまで最後の手段だ。
こんな事はないと思うがもし一方通行が打ち止めを守れなかったら、俺は打ち止めを殺す。」
そう言って麻生は研究所から出て行った。
桔梗はもう一度ため息を吐いて赤ペンを握りコードの解析を急ぐ。
麻生は愛穂との約束があり人を殺せない事を桔梗は知っている。
だが、最悪の事態になれば麻生は打ち止めを殺すだろう。
なぜなら、打ち止めを殺さなければ彼の守るべきものに危険が及ぶ可能性があるからだ。
麻生は守る者の為なら平然と人を殺す。
だからこそ、桔梗は解析を急ぐ。
麻生恭介に殺人などさせないために、何より今まで甘かった自分を捨て自分らしくない行動をする。
それは甘い自分ではなく一度でいいから優しい自分になる為に。
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