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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十四話 セフィーロ
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致しましょう」
「貴方達が」
「はい、ここに来たのも何かの縁です」
彼は言う。
「セフィーロに力を貸させて頂きます」
「いいのか」
「はい」
毅然とした答えであった。
「それで宜しいでしょうか」
「済まぬ」
クレフはあらためて頭を垂れた。
「何もわからぬうちから」
「いえ、いいのです」
大文字はそれはよしとした。そのうえでまた言う。
「ですからどうか」
「礼は必ずする」
彼は言った。
「それでいいな」
「礼なぞいりません」
しかし彼はそれを断ってきた。
「義を見てせざるは勇なきと言いますし」
「そうだよ」
光がその言葉を聞いて声をあげる。
「だから皆こうして」
「そうね。だからね」
「今度は私達は自分の思い出来ましたし」
海も風も言う。
「一緒に戦おう、セフィーロの為に」
「ああ」
こうしてロンド=ベルはセフィーロの為に戦うことになった。十一隻の戦艦がセフィーロに入る。まずはセフィーロのメンバーと話をすることになった。
「宜しくな」
緑の髪の少年がイサム達に声をかけてきた。
「俺はフェリオ、ここの王子ってことになってるんだ」
「へえ、王子様かよ」
イサムはそれを聞いて楽しそうに声をあげる。
「また王子様とはね」
「何だ、俺だけじゃないんだな」
「大介だって王子だしな。うちは色々な人間がいるからな」
「そうなのか」
「そうさ。他にも色々いるぜ」
「そうみたいやな」
派手な格好の褐色の肌の女が出て来た。
「うわ、何だこいつ」
「こいつとは何やな。うちはカルディナや」
そう名乗ってきた。
「踊り子や。よろしゅうな」
「ああ。しかし」
ガルドは表情を変えないが少し驚いているようだった。
「凄い服だな」
「まあ踊り子やさかい」
彼女の調子は変わらない。
「こんなもんやろ」
「そうか」
「それで僕はアスコット」
白と緑の服の背の高い髪で目を隠した少年が名乗り出た。
「宜しく」
「ああ」
「この子は海が好きなんやで」
いきなりカルディナが言ってきた。
「ちょっとカルディナ」
アスコットは彼女に抗議をする。
「そんなこと言わないでよ」
「まあまあ」
「私はラファーガ」
青い鎧の男が名乗った。髪は金髪で見事な長身だ。
「宜しく頼む」
「こちらこそな」
京四郎が彼に応える。
「強いな、あんた」
彼はすぐにラファーガにこう言ってきた。
「剣を使う。そうだな」
「強いかどうかはわからないが確かに私は剣を使う」
自分でもそれを認める。
「それは事実だ」
「そうか。あんたとはいずれ手合わせしたいな」
「こちらこそその時は」
二人は笑みを浮かべ合い挨拶をする。そこに黒い鎧の男が通り掛かった。
「ん!?」
トッドが最初に彼に気付いた。

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