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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十四話 セフィーロ
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てきた。
「ロンド=ベルだから大丈夫よ」
「そうですね。それでしたら」
「けれどロンド=ベルかあ」
光は今度はそれに心がいった。
「それじゃあ兜甲児も」
「おう、呼んだか」
その甲児の声がした。
「うわあ、本当に兜甲児がいるんだ。本物のロンド=ベルなんだ」
「あたぼうよ、俺はロンド=ベルの顔だからな」
「じゃあグレートマジンガーも」
「俺のことも知っていてくれているんだな」
「そりゃそうだよ、子供達のヒーローなんだから」
光ははしゃぎながらまた言う。
「じゃあグレンダイザーも」
「僕に何か用かな」
「三人共いるんだ。何か凄いや」
「わかったから光」
海がまた光に声をかける。
「とりあえずゼオライマーの秋津マサトさんがお話したいっていうから」
「あっ、そうか」
言われてそれを思い出す。
「行きましょう」
「わかった、海ちゃん」
「風もね」
「はい」
風もにこりと笑って応える。こうしてロンド=ベルは一旦側にある星に招かれそこで話を聞くことになったのだった。この星こそがセフィーロであった。
話はこうであった。
東京タワーでの社会見学中に中学二年だった三人の少女光、海、風が偶然出会った途端に異世界セフィーロに導師クレフに神官ザガートに囚われたエメロード姫を救い出し同時にセフィーロを救う為に召喚された。
ザガートはセフィーロの要である『柱』のエメロード姫を捕らえ、セフィーロを危機に陥れていたのだ。魔法騎士となった三人はザガートを倒す為に旅立ち多くの困難を乗り越え、立ちはだかるザガートの手下と戦い、ついに魔神を手に入れザガートに戦いを挑んだ。
だがその先に待ち構えていた結末は誰もが予想していたものとは大きく異なっていたのだった。三人はそこで初めて魔法騎士の真の意味を知った。何とザガートとエメロード姫は愛し合っていて彼は姫をその柱の苦難から救う為に動いたのだ。愛するザガートを失った姫は暴走し三人と戦い、そして散った。
だが戦いはそれで終わりではなかった。柱を失ったことでセフィーロは崩壊をはじめそこに付け込んだ三国の国々が柱を狙ってセフィーロに攻め込んできたのだ。今セフィーロはそうした状況だったのだ。
「そうしたわけだ」
小柄な子供がセフィーロに入ったロンド=ベルの面々に語っていた。彼が導師クレフである。
「成程、そうだったのか」
ブライトはそれを聞いて頷く。
「それはまた大変なことですな」
「うむ。まさか貴方達が来るとは思わなかったが」
「正直参ったな」
カミーユが項垂れて述べる。
「木星に早く行かないといけないのに」
「そうよな」
ケーンがカミーユのその言葉に頷く。
「今も木星じゃあ原種がよお」
「それなら大丈夫だよ」
赤い髪を後ろで細く三つ編みにした少女が言ってきた。
「大丈夫
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