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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十三話 宇宙の渦
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うとしているんですよ!」
「それがどうかしたのかしら」
しかし彼女はそれを知ろうとはしない。
「私にとっては貴方さえ倒せればいいのよ」
「カテジナさん!」
「甘いことを言ってるとね」
カテジナの狂気が増してきた。
「死ぬっていうことよ!」
攻撃がさらに凄まじいものになっていく。ウッソはそれを超人的な勘と運動神経でかわしていく。カテジナの攻撃は確かに激しい。しかし彼女も人間であった。限界もあるのだ。
それは近付いていた。それ以上にゴトラタンがもたなかった。今の彼女の動きはそれだけのものがあった。そして今。それが遂にやって来たのだった。
急にゴトラタンの動きが鈍った。カテジナはそれに眉を顰めさせた。
「どういうこと、これは」
それは一瞬だった。しかしその一瞬の間にウッソは態勢を整えてしまっていた。
「これしかないのなら!」
彼は叫びながら突進する。
「僕は貴女を!ここで!」
「くっ!」
「カテジナさん、これで終わりです!」
光の翼を出してきた。
「貴女の悪夢は!終わるんです!」
そのまま突進しカテジナを貫いた。ゴトラタンはあちこちから炎を噴き出し動きを止めたのだった。
「あ・・・・・・こんな・・・・・・」
カテジナは火を噴くゴトラタンの中で呟いた。既に戦闘不能だった。
「私が・・・・・・こんな・・・・・・」
「脱出して下さい!」
ウッソは素早く前に来て声をかけてきた。
「もうそのモビルスーツは」
「脱出!?そんなことをしても」
しかし彼女はそれを聞こうとはしない。
「私は」
「何故最後まで話を聞かないんですか!」
「人の話なんか聞いてどうなるというの!」
カテジナは血走った目でそう叫ぶ。
「私はカテジナ=ルース!それ以外の何者でもないのよ!」
「その一生がここで終わってもですか!」
「負けたなら何が残るというの!」
彼女の言葉はかなり支離滅裂になっていた。
「それで何が」
「それは今から見つけることです!」
そう言うとX2ガンダムも右手を前に伸ばしてきた。
「一体何を」
「貴女が自分で出られないというのなら」
ゴトラタンの中に手を入れてきた。破損箇所の中にだ。
「僕はこれで」
「ウッソ、まさか貴方は」
「せめて生きて下さい!」
彼は叫んだ。
「そうすれば見えなかったものも見えてくるようになります!」
カテジナを救い出した途端にゴトラタンが爆発した。その後ろでは遂にジュピトリスが轟沈した。しかし戦いはまだ続いていた。
エマとカツがレコア、サラと戦っていた。既にティターンズのパイロット達はその数をかなり減らしていたがこの二人はまだ健在だったのだ。
「レコア、もう終わりよ」
エマは目の前にいつレコアに対して言った。彼女のパラス=アテネもかなりのダメージを受けていた。

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