第百五十三話 宇宙の渦
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敵の一撃目をすばやくかわしてそれぞれありったけの攻撃を浴びせる。それでまずは囲みを抜けすぐにもう一撃を浴びせてきた。
「ヤザンさんよお!」
それぞれの相手に攻撃を浴びせる中ジュドーはヤザンに向かっていた。
「黒猫が大事なら上手くかわしな!」
ハイパービームサーベルを一閃させた。それでハンブラビを横薙ぎにかかった。ヤザンは何とかかわしたが胸を大きく切られた。こうなっては脱出するしかなかった。
「チィッ、こうなったら終わりかよ!」
「助かったんだから感謝しやがれ!」
「やかましい!御前にだけは負けたくなかったんだよ!」
彼は捕虜になってしまった。他の面々も同じである。ライラはルーに捕獲された脱出ポッドの中で一人呟くのだった。
「命があるだけでもいいかね」
「そうだな」
それにカクリコンが頷く。
「少なくともアメリアには会えるか」
彼等の処遇は決まっていないが少なくとも命は助かった。それだけでもまずは助かったのであった。
ファラはジュンコと、クロノクルはオデロと戦闘中だった。ファラの目は相変わらずだった。
「邪魔だね」
ジュンコを見て言う。
「あんたは」
「邪魔でも何でもいいわ」
そうジュンコは返す。
「どちらにしろウッソはやらせないわ」
その後ろではブロッホがトマーシュと、ルペがマーベットと、ピピニーデンがオリファーとそれぞれ戦っている。ジュンコもまたその中にいたのである。
「あんたはにはね」
「私はあの子に借りがあるんだよ」
血に濡れた目と声で言った。
「だからさ。その首を」
「それは妄執って言うんだよ」
ジュンコはそう彼女に告げてきた。
「その妄執、ここで」
「断ち切るっていうのかい?」
「そうさ、だから」
ブイダッシュガンダムを前に出してきた。
「これで。終わらせるわ!」
キャノンをかいくぐり攻撃をかわす。そのまま自身のビームライフルで攻撃を浴びせる。
巨大なキャノンを放った直後のザンネックにそれをかわす余裕はなかった。忽ちのうちに直撃を続けざまに浴び動きを止めた。ファラはまだ生きていたがそれでも最早戦闘は不可能だった。
「くっ、やってくれたね」
「少し頭を冷やすんだね」
ジュンコは彼女にそう告げた。
「今のあんたにはそれが一番さ」
そう言って彼女を捕虜にした。他のザンスカールの面々も既に降伏し後はウッソとカテジナだけとなっていた。
二人の戦いの後ろではジュピトリスが今にも沈もうとしていた。それを後ろに戦っていたのだ。
「ウッソ!これで!」
また攻撃を仕掛ける。しかしウッソはそれをかわす。
「まだ諦めないの!」
「諦めるも何も!」
カテジナに言い返す。
「カテジナさん!まだわからないんですか!」
彼は今戦場全体、いや人類全体を見て語っていた。
「この戦いは終わろ
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