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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十三話 宇宙の渦
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ではどうされている?」
「ベラじゃない。セシリーだ」
「ふ、そうだったな」
既にこの答えが全てを言い表していた。
「ベラ=ロナではなかったのだったな」
「そうだ。セシリーだ」
「わかった。ではセシリー=フェアチャイルド嬢を頼むぞ」
「セシリーはロンド=ベルで楽しくやっている」
「わかった」
ビームサーベルが振り下ろされる。致命傷は避けたが戦闘不能になった。ドレルもそれは同じで二人はそのまま捕虜となったのであった。
「これでコスモ貴族主義も終わりなのね」
「ああ」
シーブックはセシリーに応えた。
「もうそんなものは馬鹿馬鹿しくなったからな。君も」
「ええ、セシリーとして」
「俺の側にいて欲しいな」
「わかったわ」
その言葉にくすりと笑って応える。彼等の因果はここで終わった。
ジュドー達の戦いは続いていた。何時しか六対六の戦いになっていた。
「いい加減あんたもしぶといな!」
「しぶといのが俺のトレードマークなだよ!」
ヤザンはそうジュドーに返す。
「わかったなら覚悟しやがれ!」
「覚悟しないのが俺のポリシーなんだよ!」
「じゃあ無理にでも覚悟させてやるぜ!」
「ヤザン、仕掛けるよ」
ライラが彼に声をかけてきた。
「周りがやばくなってるしね。そろそろ坊ややお嬢ちゃん達との戦いは終わらせてね」
「ああ」
既にティターンズはかなり劣勢になっていた。やはりロンド=ベルの強さは圧倒的だということだった。モビルアーマーも戦艦もその数を大きく減らしジュピトリスでさえあちこちから火を噴いていた。
「わかったな、そろそろ決めるぜ」
「俺は坊やかよ」
「じゃあ何だっていうんだよ、ガキか?」
「同じ意味じゃねえか、おい」
「だから一緒なんだよ。運がよかったら死なねえから安心しやがれ!」
「それの何処が安心できるってんだよ!」
「やかましい!死にたくなかったらよけやがれ!」
滅茶苦茶な言葉を言って攻撃を仕掛けてきた。三機のハンブラビが蜘蛛の巣攻撃を仕掛け他の三人が遠くからビームで攻撃を浴びせる。その中にはガンダムチームがいた。
「おい、敵は周り全部だぜ!」
ビーチャが他のメンバーに声をかけてきた。
「後は派手にぶっ放していくか!」
「といってもそれしかないけれど」
イーノはその横で困った顔をしていた。
「囲まれてるし」
「それならそれでいいじゃない」
弱気な彼に対してエルは強気だった。
「やりがいがあるってやつよ」
「そういうことね」
それにルーが頷く。
「いっちょ派手にね」
「やるしかないね」
モンドは決めたくない覚悟を決めてきた。
「じゃあ」
「何処でもいいから撃ちまくるぜ!」
ジュドーはその皆に叫んだ。
「こうなったらよ!」
「了解!」
ガンダムチームも反撃に転じた。
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