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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十二話 ゼダンの門
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困った顔で言葉を続ける。
「もう皆知ってるからな。どうしたものやら」
「それはそうとしてさ」
ケーンがキースに問う。
「何だ?」
「姉さん女房だよな、キースさんとナタルさんって」
「悪いのか!?」
何故かまたナタルがまたムキになって言う。
「確かに私は男の人と付き合うのははじめてだが」
「行かず後家ってやつかよ・・・・・・あがっ!?」
またシンがぶっ飛ばされる。今度は蹴りであった。
「い、今のも効いたぜ・・・・・・」
「御前もう喋らない方がいいぞ」
「全くだ」
スティングとアウルが彼を助け起こしながら言う。それでも生きてはいたが。
「言わんでいいこと言って殴られてりゃ世話ないぞ」
「マゾっていうんならいいけれどな」
「そもそも女は結婚するまでは誰とも付き合わず」
かなり珍しい考えの持ち主であった。
「結婚してからも夫に尽くすのがだな。やはり」
「何気にキースさんラッキー?」
ルナマリアはその話を聞いてレイに問う。
「そんな人と一緒になって」
「そうだな」
レイもそれに同意して頷く。
「ナタルさんはかなり」
「そうよね。良妻賢母になれるわ」
「有り難う」
その言葉に素直に礼を述べるのがナタルであった。
「そう言ってもらえると」
「少佐」
ルナマリアは今度はキースに声をかけてきた。
「ん!?」
「ナタルさん絶対離さない方がいいですよ」
「あ、ああ」
少し戸惑いながら彼女の言葉に頷く。
「それはな。俺だって」
「少佐・・・・・・」
今度はナタルの目が潤む。
「すいません。私なんかを」
「いや、それはさ」
キースは照れ臭そうに彼女に返す。
「俺だって少佐だからな」
「私だから、ですか」
「まあ後はどっか別の場所でな」
皆がいる。だから無理だった。
「話そう。いいな」
「わかりました」
こうして彼等はまずは頷き合う。かなりいい雰囲気でありそのまま二人だけの世界に入るのであった。
皆はそんな二人をとりあえずはそっとした。しかし話は続く。
「何はともあれ全部わかって何よりだ」
「そうだな。それにしても」
皆ここで倒れているシンを見る。見れば見事に気を失っている。
「シンってあれなんだろ?」
ジュドーがアスランに問う。
「コーディネイターの中でもかなり凄いんだよな」
「ああ」
アスランはジュドーの問いに答える。
「それもかなりな」
「それを一撃でかよ」
「前にはボロ布みたいになってたな」
ディアッカが横から言う。
「ナタルさんの手で」
「あれは死んだと思ったな」
「ああ」
ナンガの言葉にラッセが頷く。
「生きているだけでも不思議だった」
ヒギンズも言う。見れば今の彼も大して変わりはない。死んでいるようにも見える。
「シンは素直じゃないんだよ
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