§20 激突
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・・・・》、右腕で。血飛沫が舞い散り、視界が朱に染まる。この位なら治癒で十分回復させられる。
「はっ、そう甘くはないっての!」
緩んだ一瞬を逃さず拘束から離脱、神達から距離をとる。
「しっかしマジでどうなってる?」
破滅の呪鎖が消滅している。右腕も、普通に存在している。破滅の呪鎖を発動した時点で右手は壊死する。だが今回は壊死してはいない。ほんの僅かに死んでいる部分があるが、それだけだ。もう一度、破滅の呪鎖を発動させようと試みるが???不発に終わった。
「権能封印系の何か、か? だがそれなら壊死は残るはずだ。……まさか権能破壊?」
さっき超再生の力を使うな、と勘が言っていたのはこういうことか。脳内警告が鳴りっぱなしだが、気にしていられる余裕などない。権能破壊系能力の具体例が護堂しかいないので似たような能力と推測する。もっと危険な能力ならご愁傷様だ。
「最低でも一定期間権能無力化、ってトコ? こりゃ下手したら死ぬな。本腰入れないと」
数百年ぶりに、黎斗の背中を冷や汗が伝う。
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