第百五十一話 アクアの決別
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誰もが私のこのAI1の前に跪く」
狂気を含ませた声で言う。
「貴方達もまた」
「貴様かぁっ!」
そこにシンがやって来た。
「むっ!?」
「貴様がステラを!なら貴様から先に!」
既に目から光がなくなっていた。覚醒していた。覚醒したその状態でメディクスに襲い掛かる。だがそれはアルベロの動きの前に防がれてしまった。
「甘いな」
「なっ、俺の攻撃を!」
デスティニーの巨大なビームをかわした。
「かわしたっていうのか!」
「シン、落ち着いて!」
その彼にアクアが声をかける。
「アクアさん」
「ここは私達に任せて」
「けれどこいつは!」
「俺達が何があっても倒す・・・・・・!」
ヒューゴも言った。
「だから。安心しろ、いいな」
「・・・・・・わかりました」
シンは苦い顔でそれに頷いた。
「じゃあお願いします」
「シン君、安心して」
アクアも彼に言う。
「先生は私が止めるわ。何があっても」
「お願いします」
「隊長、もう俺は迷わない」
ヒューゴはアルベロに対して言った。
「この戦いであんたを倒す。何があってもな!」
「面白い。なら来い!」
アルベロもそれを受けて言う。
「御前がどれだけ強くなったのか見てやる!」
「先生、私も」
アクアもミッテと対峙していた。
「迷いません。貴女を止めてみせます!」
「貴女は優秀な生徒だったけれど残念ね」
それがミッテの返事であった。
「それなら覚悟しなさい」
「私だって!」
アクアが最初にメディクスに攻撃を仕掛ける。
「負けはしない!」
「アルベロ、来ました」
「わかっている」
彼はアクアの攻撃を見抜いていた。そのパターンも。
「そう来るなら・・・・・・むっ」
「一人とは思わないことだ!」
そこにヒューゴが来た。
「俺もいることを忘れるな!」
「くっ、彼もいたのね」
ヒューゴの攻撃を受けてミッテの整った顔が歪む。
「忘れていたわ。何てこと」
「安心しろ」
しかしここでアルベロが彼女に言う。
「俺がこれに乗っている限りはな」
「いえ、AI1が」
しかしミッテはそこに別のものを見ていた。
「もっと戦わないと成長しないから。だから」
「戦いたいのか」
「ええ。この戦い」
思い詰めたような声で述べる。
「この戦いでそれを」
「ヒューゴ、動きを合わせて!」
アクアがヒューゴに声をかける。
「一人では無理でも二人なら!」
「いいんだな、アクア」
ヒューゴは彼女に声をかける。
「俺についてこれるんだな」
「私もパイロットよ」
アクアは真剣な顔でそう言葉を返す。
「だから」
「わかった。じゃあフォローを頼む」
彼は前に出ながらアクアに声をかけた。
「わかったな」
「ええ」
二人は絶妙のコンビネーションでメデ
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