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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十一話 アクアの決別
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「いえ、それは」
だがこの問いには答えはもどかしいものでしかなかった。
「私実は」
「あら、男の子と付き合ったことないの」
「家が厳しかったですから」
代々軍人の名家の出身である。この辺りはナタルと一緒である。ちなみにヒューゴは二十歳ながら下からの叩き上げである。実戦で功を挙げて今ロンド=ベルにいるのだ。
「それで」
「士官学校の時は?」
「ずっと勉強と研究でした」
そう答える。
「ですから全然」
「あら、それじゃあ駄目よ」
エクセレンはそう彼女に述べる。
「お姉さんなんだから。年下の男の子には教えてあげないとね」
「あの、それって」
エクセレンのその言葉に怪訝な顔を見せる。
「私は別に」
「うふふ、隠さなくてもわかるわ」
アクアをからかうようにして言葉を続ける。
「貴女のことはね。何でも」
「あの、エクセレンさん」
「大丈夫よ」
言おうとしたらかわされてこう言われた。
「彼もそうした経験ないみたいだしね」
「あいつ・・・・・・いえヒューゴもですか」
「そうよ。だから二人で少しずつね」
「私別にそんなことは」
「言わない言わない」
しかしその言葉は遮らせてしまった。
「本音はわかってるんだから」
「本音って別に」
顔を少し赤くさせてきた。
「私はそんなことは」
「来たわよ」
また言葉を遮られてしまった。
「えっ」
「敵よ、いいわね」
「わかりました」
見ればモニターにもうティターンズのモビルスーツが映っていた。ロンド=ベルを包み込むようにして彼等に襲い掛かってきた。
「それじゃあ」
「いつも通りね」
「はい、ロックオン」
早速数機をロックオンした。
「先に仕掛けます」
「了解。じゃあ私も」
二人はそれぞれ攻撃に入った。そのまま激しい戦いに入る。
アクアは最初の攻撃で数機撃墜した。そのままヒューゴに通信を入れる。
「そっちはどうなの?」
「問題ない」
ぶっきらぼうな返事が返ってきた。
「気にするな」
「そう、大丈夫みたいね」
「ティターンズが相手なら問題はない」
ヒューゴはこう答える。
「動きのパターンはわかっている。ならば」
「それはどうかな」
しかしここで低く太い男の声がした。
「むっ」
ヒューゴはその声に反応を見せてきた。
「その声は」
「ヒューゴ、久し振りだな」
アルベロの声だった。そして」
「アクア、どうやら生きていたようね」
「隊長」
「先生」
二人はそれぞれ反応を見せてきた。
「やはり生きていたのか」
「何時俺が死んだと言った?」
アルベロはヒューゴにこう言葉を返した。
「地球を出てから木星に言っていたのだ。久し振りの実戦だ」
「木星に。何の為に」
「この機体の為よ」
ミッテはそうアクアに答えた。

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