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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百五十一話 アクアの決別
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「じゃあアムロ」
ハヤトがアムロに声をかけた。皆立ち上がりそれぞれのモビルスーツに向かおうとしていた。
「頼むぞ」
「わかった」
アムロはしっかりとした声でそれに答えた。その顔はエースの顔であった。
ロンド=ベルが戦闘配置に着きマシンの出撃を進めていると早速レーダーに反応があった。
「来ましたね」
ナタルがヘンケンに告げる。
「ああ、早速だな」
ヘンケンはそれに応えてモニターを見る。
「これが敵の防衛ラインか」
「はい」
そこには縦深に配備されたモビルスーツと戦艦があった。見ただけでロンド=ベルの五倍はいる。
「いきなり大勢で来たな」
「兵力の集中配備ですね」
ナタルはそうヘンケンに答えた。
「それを考えると当然かと」
「そうだな。では我々も全軍で向かうか」
「ええ」
ナタルはその言葉に頷く。
「それでは」
「そうだ。全軍発進」
ヘンケンは告げた。
「敵の防衛ラインを突破する。いいな」
「わかりました」
ロンド=ベルはそのまま攻撃に入る。その中にはアクアもいた。
「ねえアクア」
同じ小隊にいるエクセレンが彼女に声をかけてきた。
「あっ、はい」
「いつも通りね。あたし達は後方からキョウスケ達の援護でいきましょう」
「わかりました。それでは」
「うん、けれどねえ」
「何か」
「キョウスケもヒューゴも。やりにくいわよね」
エクセレンは軽い苦笑いを浮かべてアクアに言ってきた。
「どう、そこらへん」
「まあヒューゴは」
キョウスケのことには言及しないがヒューゴには言う。
「ああいう性格ですから」
「キョウスケもあれなのよ」
エクセレンは言う。
「無愛想だから。困っちゃうわ」
「はあ」
「けれどヒューゴ君って可愛いところあるじゃない」
「そうでしょうか」
それには賛成していないという顔を見せてきた。
「捻くれてるし素直じゃないし」
「それがいいのよ」
エクセレンは笑いながらそう述べる。
「男の子って感じでね。お姉さんそういうの好きよ」
「そういえば私ってヒューゴより三つも上なんですよ」
自分でそれを言う。
「けれど何か。声で」
「アクアって声可愛いからね」
それで定評がある。容姿と声がアンバランスだとロンド=ベルでも評判なのだ。
「ヒューゴの声は落ち着いているし」
「何か声だけだと年下に見られたり」
「あら、それは私もよ」
エクセレンの声もかなり明るくはっきりしたものである。
「キョウスケの声がクールだから」
「そうですよね、キョウスケさんって」
「私の声はねえ。高いから」
「私も」
「アクアはそれに声可愛いから」
「可愛いでしょうか」
「うん、凄くね」
エクセレンもそれを言ってきた。
「その声とスタイルなら誰も放っておかないでしょう
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