第百十一話 青を見つつその十一
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いるのだ。
それで次の話になる。それはというと。
「連歌をするか。それとも茶か」
「歌がよいのでは」
穴山が信玄に顔を向けて答える。
「今は」
「ふむ。歌か」
「はい、それがよいのでは」
「そうじゃな。ではそれにしよう」
「早速筆と紙を用意し」
「歌もまたよい」
信玄はそうしたものにも通じている。ここに彼の人としての深みがある。
「存分に楽しもうぞ」
「そうですな。ただ」
「ただ、じゃな」
「連歌の際に歌えなかった者はどうされますか」
穴山はこのことは妙に楽しげに信玄に対して問うた。
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