暁 〜小説投稿サイト〜
戦国異伝
第百十一話 青を見つつその十一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
いるのだ。
 それで次の話になる。それはというと。
「連歌をするか。それとも茶か」
「歌がよいのでは」
 穴山が信玄に顔を向けて答える。
「今は」
「ふむ。歌か」
「はい、それがよいのでは」
「そうじゃな。ではそれにしよう」
「早速筆と紙を用意し」
「歌もまたよい」
 信玄はそうしたものにも通じている。ここに彼の人としての深みがある。
「存分に楽しもうぞ」
「そうですな。ただ」
「ただ、じゃな」
「連歌の際に歌えなかった者はどうされますか」 
 穴山はこのことは妙に楽しげに信玄に対して問うた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ