第61話 =すずらん亭=
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え?」
「動くな。こちらの質問に答えた方が身の為だぞ」
動くなと言われたため不用意に首も動かせない。だが、声からするに女性だろう。
「…名前はリクヤ…種族はヴォルトで……えっと…随意飛行の練習…です…」
初ログイン早々死にたくないし、隠すことでもないので普通に言う。
「ほぅ…」
…ちょっと待て?さっきこの女性『領主館』前って言わなかったか?
「…ここって領主館前なのか!?」
思わず後ろを見るとそこには長い長刀を構えた長身の女性が。ダークグリーンの髪色をしているその背中までありそうな長髪に
白い肌、切れ長の眼、高い鼻筋や薄く小さな唇といい、いわゆる美人さんがそこにいた。そしてその後ろにはリーファの自慢し
ていた綺麗な建物がある。
「…あれがリーファの言ってた…」
「ん?君はリーファを知っているのか?」
どうやらこの女性もリーファを知っているらしい。なので簡単にだがサラマンダーに襲われたリーファを俺とスプリガンで助け
たこととその彼女に連れられてここまで来たことを話した。
「…確かに、シグルトからもサラマンダーに襲われたという報告はきていた。…ともかく、そのことについては礼を言おう」
その女性は軽く頭を下げてお礼を言ってくれた。その体を揺らすときに…男だから仕方が無いのか女性特有のあの膨らみに目が
いってしまう。リーファもそこそこ大きい方だったと思うけどこの人は俺が今まで見たことのある女性の中で一番でかい…ちな
みにそれまでの一番はユカだ。
「…い、いや…そんなたいしたことはしてない…ていうか…なんというか…」
キリトのやつがそのまま飛んでいったせいっていうのもあるけど…。でも、あそこでリーファが攻撃を受けそうになってたら俺
も普通に飛び出していたかもしれない。
「それでも私の友達を助けてくれたことには変わりないさ……そうだ、そのお礼と言ってはなんだろうが」
と、その女性は俺をくるりと半回転させて背中に手を触れてきた。
「先ほど随意飛行の練習と言っていたからその練習のお手伝いでも…」
「…い、いや!お礼なんて!!……っ!!!!????」
などと遠慮しているとなにやら背中にぷにっとした柔らかい感触が……。その女性、名前をサクヤと言うらしいけどそのサクヤ
さんの顔が至近距離にある…
「え…ちょっ!サクヤさん!?」
完璧にこれ…胸だよな?気付いてないのか、この人は…。と後ろを見ると何やらニヤリとしている大人の女性が…。やばいこの
人わざとだ!!
そんなあやしい講習が30分近く続き、多分俺の顔は真っ赤だったと思う。
だが、このあまりに刺激的な行為がよかったのかリーファに習っていたときよ
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