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王道を走れば:幻想にて
第6章、その1:束の間の癒し ※エロ注意
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だ。


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「ねぇ、あなたもどう?あんな風にやってみないの?私はやってもいいんだけど」
「・・・俺はいいよ。ああいうのは好きなやつにやらせておけばいい」
「そう?でも、もう一人の御友人はどうかしらね」
「ああ、あいつは俺よりピュアだよ。だからあの子を選んだんだ。あの少女みたいな、可愛い子だよ」
「あの子ね、実は最近入ったばかりなのよ。私としても、最初の内は優しくしてあげたかったし・・・そうね、あとでパックさんには御礼をしようかしら。個人的に」
「そうかい、だったら頼むよ」

 隣室から激しく聞こえる愛の嵐を他所に、ミシェルは己に乗っかる裸体の肌を撫でる。きめ細かさと張りのある肌は男の望むべきものを全て実現しており、胸部や腰、金色の髪に青い瞳、そして唇や項に至るまで全てが完成された美であった。己が敬愛して止まぬ王女と同じ特徴を持つとあって、ミシェルの興奮は高まりを知らぬものであり、旅すがら我慢してきた一物は見事に屹立して、女のクレパスを撫でていた。突起した女芯もまた卑猥であり、既に亀頭からは先走りが毀れていた。無論この程度の悦楽で暴発するほどミシェルは場数を踏んでいない。王都の娼婦もまた彼女と同様、美の方向性は多様で且つそれぞれが完成された淫らさを含有していたからだ。 
 唇を啄ばんでくる名も知らぬ娼婦に応え、その腰と肩甲骨を撫でながら、ミシェルは素直な感想を零す。

「随分慣れた様子だな、あいつは」
「ここの所かなり頻繁に来ているのよ、あの騎士さん。羽振りがよくて助かるんだけど、ただちょっと乱暴なのが偶に瑕なのよね」
「へぇ、見た目は随分と優しそうなのに」
「あらあら、話していて判らなかったの?あの人、凄く出世欲が強いのよ。その上世界を征服するのが夢だなんて冗談を聞かされるの。変わっているわよね?」
「ああ、そうだな。大言壮語が御得意の変り者だ」

 ミシェルはたおやかな花を愛でるように、優しく女の顔を撫でる。王都の色町では見られぬ綺麗な顔立ちであるからか、ついついと手付きが真剣なものとなってしまう。女もそれを感じ取って、微かな笑みを浮かべて応えた。

「・・・その分、あなたは好きよ。優しくて、凄く愛情が伝わってくる・・・。こういうの久しぶり」
「久しぶりか。ったく、ここの男共ってのはなってないな?綺麗な女性の愛で方っていうのを、何一つ分かっちゃいない」
「なら、教えて下さる?この昂ぶった身体で・・・、貴方の愛を感じさせて」

 言葉と共に、二人は自然と唇を重ね合わせた。隣室の嵐など気にも留めぬ、実に柔らかなキスである。忘我の気持ちで唇に意識を向けさせて、二人は互いを啄ばむ。時折毀れる唇が離れあう音が何とも饒舌に、二人の快感を伝えている事か。
 唇を離して女は相手
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