第37話
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だと分かっていても一方通行を起こしに来るだろう。
さっさとこのガキを捨てにこよう、と考えついでに空腹を満たそうと思い玄関に向かう。
後ろで打ち止めは後ろで何か言っているが一方通行は無視して玄関に向かう。
打ち止めは何かブツブツ言いながら一方通行の背中を追いかける。
二人は大手外食店系列のファミレスで食事をとる事になった。
そこに着くまでの間、一方通行と打ち止めは会話をしていた。
打ち止めが一方通行の事で疑問に思った事を聞きそれを答えると言ったモノだ。
会話をしていて一方通行は首を傾げた。
「実験」の最中で「妹達」とはまともに会話が成立する事なんて一度もなかった。
なのに今は会話が成立している。
あの一戦で「何が」変わったんだろか、何が変わったか分からないが見えない「何か」が変わりつつあるようだ。
ファミレス店の入り口で緑のジャージをきて髪は後ろで纏めている女性がいつまで待たせるじゃん、と呟きながら傍から怒ってますオーラが感じ取れる。
一方通行はそんな女性なんぞ気にもせずに中に入る。
ウェイトレスは打ち止めの毛布一枚の姿を見て顔を若干引きつりながらも笑顔で迎え入れた。
窓際の席に誘導され適当に注文をとり運ばれてくるのを待つ。
レストランに入ってから随分と時間が経過してからようやく二人は食事を始める。
打ち止めの料理は一方通行が頼んだ料理よりも先に運ばれていたのだが、打ち止めは一切手を付けなかった。
何故かというと。
「誰かとご飯を食べるのも初めてだったり、ってミサカはミサカは答えてみたり。
いただきまーす、って聞いた事ある、ってミサカはミサカは思い出してみる。
あれやってみたい、ってミサカはミサカはにこにこ希望を言ってみたり。」
打ち止めは嬉しそうに笑いながら言った。
二人が食事をしていると打ち止めは一方通行に話しかけてくる、それを聞いた一方通行は呆れたような表情をして打ち止めに言った。
「ホントなら昨日の時点で訊いておくべきだったと思うけどよォ、オマエどォいう神経してンだよ。
俺がオマエ達にナニやったか覚えてねェのか?
痛かったし苦しかったし辛かったし悔しかったンじゃねェのかよ。」
「うーん、ミサカはミサカは九九六九人全てのミサカと脳波リンクで精神的に接続した状態なんだけど。
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