暁 〜小説投稿サイト〜
とある星の力を使いし者
第37話
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
午後五時二〇分。
一方通行(アクセラレータ)はとある研究所に来ていた。
その研究所とは「実験」の為に二万人もの妹達(シスターズ)を用意するために建てられた培養施設だ。
なぜ、一方通行(アクセラレータ)がもう「実験」が凍結している今の状況でこんな所に来たのかと言うと、それは今日の深夜0時の時間まで遡る。
あの時、一方通行(アクセラレータ)と麻生が偶然出会い話をした後、一方通行(アクセラレータ)は自分の違和感について考えながら家に向かって歩いていた。
その後ろから誰かがついて来ていた。
一方通行(アクセラレータ)はまた自分を狙いに来た能力者あるいは無能力者だと思ったが違った。
頭から汚い毛布を被っていて身長は大柄でない一方通行(アクセラレータ)の腹ぐらいの高さしかない。
声を聞いた限りでは少女の声で自分の事をミサカと言っていた。
一方通行(アクセラレータ)はミサカという名前を聞いてピクリと反応する。
そして彼女が被っている毛布を引っ張り顔を見ようとする。
顔はあの量産型電撃使い(レディオノイズ)妹達(シスターズ)」と同じものだが「妹達(シスターズ)」の年齢設定は一四歳だが目の前の少女は一〇歳前後でしかない。
しかし彼女は毛布の下には何も着ていなかった、詰まる所、完全無欠の素っ裸の少女だった。
毛布を返してと涙目で言う少女に一方通行(アクセラレータ)は毛布を投げつけ少女はそれを受け取ると、モソモソと自分の全身を包み込み、一方通行(アクセラレータ)が求めてもいないのに自分の説明をする。

「ミサカは検体番号(シリアルナンバー)は二〇〇〇一号で「妹達(シスターズ)」の最終ロットとして製造された、ってミサカはミサカは事情の説明を始めるけど。
 コードもまんま「打ち止め(ラストオーダー)」で本来は「実験」で使用されるはずだったんだけど、ってミサカはミサカは愚痴ってみたり。
 でもところがどっこい見ての通り「実験」が途中で終わっちゃったからミサカはまだ身体の調整が終わってないのね、ってミサカはミサカはさらに説明を続けたり。
 それでアナタは「実験」のカナメであるはずなので研究者さんとの繋がりもあるかと思うから、できうる事なら研究者さんとコンタクトを取ってもらいたいかな、ってミサカはミサカは考えてる訳。」

「他ァ当たれ。」

そう言って一方通行(アクセラレータ)打ち止め(ラストオーダー)のお願いを無視して先に進む。

「いえーい即答速攻大否定、ってミサカはミサカはヤケクソ気味に叫んでみたり。
 でも他に行くアテもないのでミサカはミサカは諦めないんだから。」

一方通行(アクセラレータ)は「妹達(シスターズ)」を一万人以上殺してきた人間だ。
脳波リンクによって「|妹達《シスター
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ