第1章 ガウル・ガレット・デ・ロワ
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状況だけど、諦めた訳じゃない。いいから来い、王子様」
「ガウルだ、ガ・ウ・ル!!王子様ってバカにしてるだろ!!」
「いや、事実だろ………」
「姉上も姫と呼ばれるのを嫌うのと同じだ!!俺も嫌なんだ!!」
「まあどっちでもいいけど………」
「何だよ全く………もういい、これで終わりだ!!」
そう言って巨大なエネルギー球をレイジに飛ばした。
「何故逃げないのです、レイジ様!?」
そんな中、未だにその場から動かない、レイジ。
徐々にエネルギー球はレイジに近づき………
「これで終わりだ!!」
それを見て勝利を確信したガウルだったが………
「葬刃!!」
稲妻の様なスピード抜刀が鞘から放たれ、エネルギー球を斬り裂いた。
「「「なっ!?」」」
そんなレイジにガウル、ゴドウィン、ビオレの3人が驚きの声を上げた。
「そしてこれが、葬刃連斬!!」
しかしレイジは稲妻の様な居合の後、一気に回転しながら踏み出し、その勢いそのままガウルを斬り裂いた。
「ガウル様!!」
「殿下!!」
声を上げる事無く、その場で崩れるように倒れるガウル。
そんなガウルに慌ててビオレとゴドウィンが近づいた。
「ちくしょう………駄目だ、動けねえや」
「ガウル様?」
「ゴドウィン、やっぱり俺より強い奴は一杯いるんだな………」
「当たり前です。いくらガウル殿下の力が強くても大技だけの戦闘の仕方では絶対に勝てませんぞ」
「そうだな………」
一方レイジは………
「動かない………」
「なんや、せっかく勝ったのにダウンかいな………」
「今なら私達でも勝てそうです〜」
いつの間にか3人の女の子がいて、ウサギの様な長い耳の女の子に関しては漁夫の利を得るような事を言っている。
しかし、それが役に立つかは分からないが………
「こらジェノワーズ、この人はレオ姫の大事なお客様です。無礼の無いように」
「「「ええっ〜」」」
おい、何だこの3バカ………
「ビオレさん、何ですかこいつら?」
「彼女達はジェノワーズと言う我らガレット騎士団の中でも指折りの騎士達です」
「ノワール・ヴィノカカオです、ノワでいいです」
「ジョーヌ・クラフティや、よろしゅうたのんます」
「ベール・ファーブルトンですぅ〜」
「俺はレイジ、記憶喪失のクールガイだ」
「クールガイ?」
「クールゲイ?」
「ククルゲイ?」
「おい、ジョーヌとベール、お前ら2人、そこになおれ!ベールに関しては意味が分からないし」
「いやや〜」
「変態〜」
「何で!?」
「馴染でんな………レイジ」
「フラフラなのによくやります………」
「そう言わず回復してやれ、ボロボロのまま
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