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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
第二十七話 方針、そして疑惑
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て言ってたわね。
それにしてもAAAにSランクってまあ、とんでもないものを平然と使ってるのね。
「それにしても魔術と魔法は魔力の質も違うんだな」
「うん。使うのは魔力らしいけど恐らくリンカーコアとは違う魔力だね。
おかげで観測や計測がし難いし」
クロノやエイミィも興味深そうに士郎君の持つ武器を見ている。
「それにしても味方にしたら頼もしいけど敵になれば間違いなく恐ろしい事になるわね」
「それは間違いないかと」
「ですね」
私の言葉に二人が頷くのも無理はない。
非殺傷設定がない魔術。
勿論それも恐ろしいけど、AAA以上のモノを自由に使いこなしていること自体が驚異なのだ。
それに魔法、いや魔術を使っても魔導師のように魔法陣が出ないので隠密性にも優れている。
もしあの矢が放たれれば武装局員が多少集まったところでまとめて消し飛ぶでしょうし。
ジュエルシードを破壊した槍なんて防ぐという事自体不可能よね。
「でも少し疑問なんですよね」
「? どういう事エイミィ」
「えっと……これです」
エイミィが出した映像はクロノとの模擬戦の後投げた剣を回収し、外套にしまうようにそれを武器庫に転送する映像。
そこには霧散するように消える剣の映像が映っていた。
「武器が霧散した?」
「クロノ君もそう見えるよね。
それに術式が違うにしても転位系の魔術を使っている割にはどう調べても空間に何の影響もないんですよ」
確かにそれはおかしいわね。
いくら術式等が違っても転位するなら多少なりとも空間に影響は出る。
それに士郎君の武器庫も気になる。
武器庫には一体どれだけの武器があるのか?
それに海上で使用した矢を平然と爆破させていたがアレと同等ランクの矢がいくつもあるのか?
それとも同じ矢が複数存在するのか?
それに士郎君は魔術師としては三流と言っていた。
なら武器庫から自分のところに武器を転送する際の座標はどのようにして出しているのか?
それに本当に武器庫にある武器を自由に転送できるのならなぜ拳銃を持ち運ぶのだろうか?
士郎君が転位させた武器は全て剣や弓、盾などのミッドだけでなくこちらの世界でも原始的な武器だ。
確かに拳銃などは動作不良などを起こす可能性がありナイフ等を持つ事は間違ってはいない。
魔術が使えない事を想定して武器を持ち歩くのも間違っていない。
だけど転送して使う武器全てがこの世界の現代の主流ともいえる拳銃ではなく剣などの前世代的な武器なのだろう?
現に銃を使っているのだから武器庫に銃を入れておいて好きな時に手に転位させた方が都合がいい。
こうして考えてみるといくつか妙な違和感がある。
「この件の片がついたら聞く
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